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安いホテルの部屋をピッキングして寝室に一目散に向かうとX一派の楽がシンくんを組み敷いて挿入寸前だった。

恐らく楽もアルファで、見たところシンくんが弱い抵抗をしているあたり偶然鉢合わせて強姦されている最中なのだろう。

あとちょっと遅ければ楽に番の契約をされていたかもしれないと思うと内心は発狂寸前だ。

「僕も混ぜてよ」

その一言でシンくんの表情が絶望して酷く加虐心が芽生える。この場で有利なのはシンくんをいつでも殺せる間合いの楽の方だ。

強引に戦闘でもしてシンくんを奪うのは骨が折れそうだし、それならお互いの利害が一致することをしようと提案する。

「──いいぜ」

一瞬でも目を離さずに僕を睨む楽も、シンくんの発情に当てられた状況での僕と戦闘するのは部が悪いと判断したのだろう。非常に賢明な答えだ。

ベッドの中に入るとシンくんの瞳はトロンと蕩けて口の端には唾液が垂れている。

濃くて甘い匂いは僕好みで気を抜いたら理性なんて捨ててしまいそうなほど強い匂いだ。

「なぐも・・・」

舌足らずに名前を呼ばれて優しく頬を撫でると「ん」と甘い声を出すシンくんはもう抵抗する気力なんて残っていないのだろう。

「おいで」

抱き寄せて膝上に乗せてキスをすればシンくんの瞳が涙目になる。そして自分から誘うように口を開けたから舌を捻じ込むと熱くなったシンくんの舌を絡ませた。

「ぁ、う・・・」

勃起しているシンくん自身から先走りが溢れてキスだけで達してしまいそうだったから片手でシンくん自身を強く握ると「ひゃう」と僅かな恐怖を感じる表情に興奮する。

握ったシンくん自身を上下に擦ると「あ゛、あ、あ」と涙を流しながら甘い声を出した。

「ぃ・・・っ〜〜ッ♡!」

体を震わせて僕の手の中で達してクタリと全身の力を抜けたからそのまま押し倒してシンくんの足を開く。

ズボンと下着をズラすと早くシンくんの中に挿れたくて仕方ないと本能が言うように、そそり立った自身を前に楽が「おい」と口を挟む。

「俺が先に捕まえてきたのにお前が挿れるのかよ」

「いいじゃん。どうせ君もナマで挿れるんでしょ?僕はシンくんと番になりたいから初めては僕がもらう」

文句を言う楽を制して「フェラしてもらえば?」と提案すると眉を寄せて渋々といった様子でシンくんの眼前に跨る。

そと体勢だとシンくんの顔が見れないじゃないかと思ったけど、これ以上話し合いしているほどお互い余裕はなかった。

──ヒート中のシンくんと生えっち・・・♡──

濡れた秘部に先端を押し込むとシンくんの太ももがピクンと震える。恐らく性行為自体シンくんは初めてだからシンくんの処女は僕のものだ、それだけで充分興奮した。

「んぐ・・・っ」

楽自身を咥えさせられているのかシンくんの苦しそうな声が漏れる。なるべく早く奥に挿れたくて、でも傷付けたくないから必死に理性を抑えながら腰を進めていく。

「コイツ喉まんこじゃん。チンコ溶けそう」

「ふ、ぶっ・・・」

「あんまり強引にしないでよ、可哀想じゃん」

髪を掴んで腰を揺さぶる楽が楽しげな声で言うから加減も知らずに強引にしてシンくんが怪我でもしたらと危惧して注意すると振り返った楽は僕を睨む。

「なら早く代われ」

「やだね」

半分まで挿入したとろこで律動を始めるとシンくんの中が僕自身に吸い付くように締め付けてくる。オメガとのセックスは初めてではないけど、こんなに好みの匂いで、こんなに気持ちいい中に挿入したのは初めてで僕の息は自然と荒くなった。

「ん゛っ、ん゛・・・!」

「上からも下からも犯されているのにチンコ勃ってるね、可愛い」

律動を激しくしながら奥に挿れて、シンくん自身も手で擦るとシンくん自身から透明な先走りがチョロチョロと溢れる。

「可愛い・・・可愛いよ、シンくん。大好き、早く僕のモノになって」

「ッ♡」

「あは、今締め付けたね」

「俺のフェラに感じてるだけだろ」

せっかく興奮しながら陶酔していると勘違いすんなよと楽に鼻で笑われて水を差された気分だ。

「あーイきそ」

「奇遇だね、僕もだよ」

既に僕自身を根元まで挿入して奥を突く度に射精を促すような締め付けに息を詰める。楽も限界が近いらしく、更に自身をシンくんの喉奥に押し込んだのが分かった。

「シンくん、ナカに出すよ。僕の子を産んでね・・・っ」

「ふ・・・っ!」

乱暴に律動を激しくすると達したばかりのシンくん自身から奥を突く度にピュッ、ピュッと精液が飛び散る。

「──っ」

「っ」

息を詰めて絶頂を迎えると今までの射精より一番気持ちよくて中に出している間も眩暈がしそうなひど気持ちよくて本能で奥に打ちつけるように腰を揺さぶった。楽も同じタイミングで達したのか「やべー」と呟きながら腰を揺らしている。

「顔グチャグチャ」

「もしかして顔射したの?サイテー」

「お前は中出ししてんじゃん。サイテー」

やはり楽と僕は合いそうもなくてお互い暫く睨んでからシンくんから離れた。自身を抜くと秘部からドロリと僕の精液が溢れるから指で掬って中に押し込むと「あっ」とシンくんから甘い声が上がった。

楽の精液で顔が汚れたシンくんは殆ど理性なんて残ってなくて初めての強い快感で呆然としているように見える。

「じゃ、次俺だな」

「僕もフェラしてもらおうかな」

無抵抗のシンくんを四つん這いにさせた楽が躊躇いもなく後ろから挿入するとシンくんは「ぁう」と喘ぐから僕は再び勃ち上がった僕自身をシンくんの眼前に晒す。

「楽と同じコトして欲しいな」

乱れた髪の毛を直してあげながら言えばシンくんは「ん」と僕自身を自ら咥える。シンくんの顔よりも大きく感じる僕自身を半分も咥えられないまま懸命に奉仕する姿は愛おしい。

「ナカもグチャグチャじゃん」

「あ、ふ、っ、ぁ゛〜〜ッ♡」

「は?今のでイッたの?変態かよ」

僕と違ってゆっくり挿れて慣らしてあげる訳もなくて楽が一気に奥に挿入するとシンくんは絶頂を迎えてシーツにボタボタと透明な精液が落ちる。僕自身を咥えているから苦しそうに声をくぐもらせるシンくんに楽が口角を上げて卑下した。

「シンくん、奥まで入れて」

「ん゛っ!」

頭を撫でていた手を後頭部に移動させて喉奥に自身を捻じ込むとシンくんの瞳から涙が溢れる。楽の精液塗れで涙を流すシンくんは普段商店で働く姿と一変して淫靡だ。

喉奥まで挿れると奥がヒクついて僕自身を刺激してくるから気持ち良くて今度は両手でシンくんの頭を掴んで揺さぶると楽の律動も合間って更に激しくなる。

「俺もナカに出す」

「は?」

「お前だけ中出しすんの狡ぃじゃん」

激しい律動で肌と肌がぶつかり合う音と、くぐもったシンくんの喘ぎは興奮材料になるけど楽も中出しすると聞いて怪訝な表情を隠さずに露わにした。

しかしここで口論したとしても楽の意見は変わらないと察して「あっそ」と冷たくあしらう。

「まぁ、シンくんには僕の子供を産んでもらうけど」

「お前のデカいだけのチンコじゃ俺の遺伝子に勝てねーって」

「早漏チンコに言われたくないしデカさは変わらないように見えるけど」

お互いシンくんを挟んで言い合いをするも僕がシンくんの頭を掴んで揺さぶる手も、楽の律動も止まらなかった。

「ぅ・・・」

「っ、やば・・・!」

奥に挿れた楽が低く唸るとシンくんは中出しされた反動で無意識に僕自身を吸うから絶頂を迎えた。熱い口内に射精する間もシンくんの頭を揺らすとシンくん自身からまた薄くなった精液がシーツを汚す。

口から自身を離してシンくんの顎を掴んで「ごっくんして」と言うとシンくんは何回かに分けて僕の精液を飲み込んだ。

僕も楽もすぐに自身は勃起して甘い匂いに誘われるように「まだこれからだよ」と理性を捨てたシンくんに囁いた。

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