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琴世視点
あれは、家の中が鬱陶しくて少し散歩でもしようかなと思って外に出た時の出来事だった。
あー、マジで姉貴らうざいなあ
俺の人生なんだから口出しすんなマジで。
イライラすんなぁ
「もしかして、男連れてたの?この時間だったら全然有り得るけどね」
あ?なんか揉めてる?
こんな時間にここら辺に人が居るのは珍しい。バレないように近ずいてみるか、
「まぁ、それでもスタイルいいから俺ら全然気にならないけどね。さ、飲みでもいこ!」
おぉ、こんなとこでナンパかよ
ってか、あれ?
たしか、白雪葉月、だっけ
こんな時間まで何してんだよ、
するとガラの悪い男のうちの一人が白雪葉月の腕を引っ張って夜街の方向へ向かっていこうとした。
これはさすがにマズイ
「君たち、こんな時間に何やってるの?誘拐かなぁ」
ニッコリと笑顔を浮かべ、白雪葉月の腕を掴んでいる腕を掴む。
「誰だよあんた。」
うお、めっちゃお怒りじゃん、
でも、ここで引いたら男じゃない。
「俺?俺はその白雪葉月の事務所の関係者だよ。一応君たちを警察に突き出すことも出来るんだけどなぁ、」
そう言うと、警察はまずいと思ったのか顔を青ざまた男二人。
「ッチ、行くぞ」
あぁ、行っちゃった
やっぱこういうのは気持ちがいいなあ、
って、めっちゃ俺悪いやつじゃん。
というかさ、
「危なかったね。で、白雪さんはなんでこの時間まで外にいるの?」
女子高校生が出歩いていい時間じゃないでしょ、この時間帯は。
「え、えっと、用事があって、」
用事、ねぇ
確か、この前男子たちから聞いたのは、恋人が5人いるとかいないとか。
「ふーん?」
あやしいなぁ
絶対男関係だろうな、これ。
「な、なんですか?」
ちょっとイタズラしてみるか、
「いや、なんか色っぽいなぁと思って」
「さっき助けてあげたんだからさ、
俺の事抱いてみてよ。」
さあ、白雪葉月はなんて答える?
って、固まってる、?
「おーい、聞いてる?」
視線を合わすように少し腰を曲げた時、
ギュッ
「っえ、?」
さすがの俺もそんな情けない声が出てしまう。
おれ、今抱きしめられてる?
数秒すると、白雪葉月はハッとした表情になり、
「こ、このことは忘れてくださあああい!」
そう叫んで行ってしまった。
もしかして、『抱きしめて欲しい』って翻訳した感じ?
いや、流石に高校生までそんな純粋なわけないよな、
でも、もしそう翻訳したのであれば、
白雪葉月、
何だか、めっちゃ興味湧いてきちゃったかも、