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『白雪葉月容疑者がわいせつ罪の疑いで、本日6時頃逮捕されました。』
ああ、これで私の人生終わった、
『お話聞かせてください!』
周りにはインタビュアーさんが私を囲っている。
『葉月さん!葉月さん!』
ああ、誰かが私のことを呼んでいる、
しかも、聞いたことがある声、
「葉月!起きなさい!」
「ごめんなさああい!」
え、さっきのは夢、?
「葉月、大丈夫?」
心配そうにそう聞いてくるお母さん。
って、それより、
「私、逮捕されたりしないよね、?」
「逮捕?そんな話出てないけど、」
良かったああ、
安心してほっと胸を撫で下ろす。
「学校でしょ?早く準備しちゃいなさい?」
そうだ、こんなことしてる場合じゃない、
ただでさえお仕事で休むことが多いから、できるだけ遅刻もしたくないんだ。
急いでご飯食べちゃって軽めのメイクしていこう。
ご飯も食べ終わって、いつもより簡単にメイクをする。
「それじゃあ、行ってきます!」
そうお母さんに行って家を出た。
ふう、何とか間に合った、
時間も少し余裕がある、
「あ、白雪さんだ。」
「今日も彼氏さんに送ってもらったのかなぁ」
後ろの方でそんな会話が聞こえてきた。
彼氏、私いたことないし、そもそも歩きだし、
やっぱり少し居ずらいなぁ
そういえば、今日は、
え、全部練習、?
ここの学校って文化祭とか、行事に力を入れているんだっけ、
勉強とかは大丈夫なのかな、
あ、でもめちゃめちゃ進んでいるんだっけか
授業の進むスピードを早くして、こういう事に時間を使っているのかな、
「はーい、皆さんおはようございます。」
あ、HR始まる、
今日やることを伝えられ、HRが終わる。
「じゃあ、今日はこのクラス体育館使えるから体育館集合な。」
そう言って先生が教室から出てく。
「葉月!一緒に体育館行こ!」
席から立つと、美咲ちゃんが誘ってくれた。
「うん!行こ!」
ふふっ、今日も美咲ちゃんは元気だなぁ
「ねえ、俺も一緒に行っていい?」
え?
聞き覚えのありすぎる声が聞こえた方向に視線を向ける。
え、
「えええええええ!?」
そこは、昨日抱きついてしまった人が居た。