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とある、サッカーの試合
ピッーッピー
とある、赤男の子がサッカー場を、かけていた
その姿が格好良くて
何だか、輝いて見えて…好きな姿だった
でも…それももう、崩れたんだ
男の子の怪我、右膝前十字靱帯断裂…
もう一回この怪我を、覆えば男の子は…サッカーを出来なくなるだろう…
だから、彼はサッカーを辞めた
男の子…千切豹馬は、サッカーを諦めた
豹「なぁ…クル、」
そう、名を呼びながらも
黒猫の頭を撫でる
この猫こそが『クル』という名前だろう
豹「…俺、サッカー辞めたんだ…、此れから何していけばいいと思う?」
「ニャァ〜…」
豹「…クルと…一生暮らしたいな」
「ニャッ…ニャァ!」
豹「ふはっ……お前もかっ…?」
猫の私になんて、彼の色は分かんない…
でも、彼が悲しい事なんて分かってる
私に笑顏を向けても
右脚を触り続けている
嗚呼…辛いんだろうって…
私が同情しても…猫だから、分かるわけないよね…
でも…いつか、わかる日が来たらなんて……そんな
期待しないろうが楽だ
豹「クル…大好きだぞ、お前は俺の人生で一番差支えてくれるやつだ!」
大好きなんて、…
恋愛対象じゃないでしょう?
でも、私は…貴方に恋愛感を持っているの…
でも…動物は貴方に恋できない
貴方の瞳が見てみたい
一度でいいから、人間として…
貴方に会ってみたい
豹「…」
クルは何時も何処で寝てるんだろーか…
偶になら…俺の家に連れて行ってもいいよな…
姉ちゃんも…可愛がってくれるはず、
母さんも許してくれるはずだ…
−−−−−−−−− 千切家
豹「ただいま~っ…」
クルを抱えながらも、靴を揃え
家へと入る
母「あら、その黒猫どうしたの?」
豹「俺のことが大好きな猫」
母「豹馬の事なのね、貴方は好きじゃないの?」
豹「勿論好きだけど…」
「みゃぁ〜…」
母「かわいい猫ね、名前はなんていうの?」
豹「毛がクルクルしてたから、クルって名付けた」
母「いい名前ね…クルちゃん可愛いね〜」
豹馬君のお母さんも頭を撫でてくれた
此の後、豹馬くんのお姉さんも来て
家族皆で、私を、撫でてくれた
暖かった…
寒くない…この環境が好きだった
だいすきだ…
……色が、分かってたら
もっと…愛せたのかも識れないな、
豹「なぁ…クル、俺前…美術の時間色彩論で、猫は色が分かんねえって初めて知ったんだ」
「だから…お前は…俺の髪の色も目の色も、なんにもわかんないんだな」
にゃぁ…と
頷くように応える
豹馬君は変わらず、頭をなでてくれる
豹「…、お前が…クルが俺等みたいに…人間だったら、色が見えてたのか…?
その、オッドアイもちゃんと理解できてたのか?」
人間だったら、
そうだよ…ニンゲンだったら、色が見えるんだよ…
でも、猫も犬も牛も…、他の動物も
色が分からないから…
無色の世界で日々暮らしているの
一話
どうでしたか!!
リアタイで見ようと思ったんすけどねむい✢✢✢✢
おやすみなさいー!次回もお楽しみに!
コメント
3件
もう!!最高じゃないですかかかかかかかっかかかかかかか