テラーノベル
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『らん目線』
俺はあまり緊張しない。前のグループでライブをするときですら基本緊張しなかった。今日もホローホログラムの新メン顔合わせと、レッスンがあるが特に緊張していなかった。強いて言うなら顔合わせとレッスンの間に5時間の待機があるのが心配なくらいだ。自分以外の新メンはどんな人達なんだろうと考えながらスタッフに伝えられた場所へ向かう。俺が着いたころには他の新メンは全員到着していた。軽く挨拶をしてみんなで自己紹介をし合った。さて、ここから5時間どうしようか。のほほんとしていたら、白のねるとピンクのたくは一旦家に帰った。残ったのは俺とオレンジの〝ひろ〟
ひろはTwitterとTiktokで定期的にバズを生み出すので少しだけ知っていた。どんな人なんだろうとは思っていたのでラッキーと思った。スタッフさんが「事務所にいていいよ」といってくれたので、ひろと事務所に向かった。
事務所に着いて、ひろと2人になった。何気ない会話をいっぱいした。ひろはSNSで見るのと変わらず面白くて、でも、どこか大人らしさも感じた。俺はひろの面白い話を少してきとーに返したり、雑にツッコんだりした。なんだかひろと話すのは楽しかった。
顔合わせの日から1週間ほど経った。俺はひろといる時間が圧倒的に長かった。ひろといればいるほど、ひろに嫌われたくないという気持ちがどんどん強くなっていった。気づいたら俺はひろに嫌われないような立ち回りばかりするようになった。でも、最近誘いを断られるようになった。レッスン中に目が合ってもすぐに逸らされてしまう。俺は少し怖くなった。ひろが自分から離れてしまうのではないか。そんな風に考えてしまう。こんなに人に執着しているのは初めてだ。俺は気づいた。多分、ひろを好きになってる。
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つづく
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さつえつ大好き
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コメント
1件
おお、第2話読んだよ!らんの視点、めっちゃ新鮮だった。初対面でひろと2人きりになったときの雰囲気とか、何気ない会話の積み重ねがすごく自然で、読んでてこっちまでほっこりした。でもだんだん「嫌われたくない」って気持ちが強くなって、誘いを断られたり目を逸らされたりするくだり、胸がギュッとなった…。気づいたら好きになってた、って展開、めっちゃ刺さるわ。続きが気になる!