rd視点
あれから出発して半日後
馬車は苦手なんだよなぁ…だってすることもないし
酔うし、なにより眠たくなるから
今だって、馬車の揺れが丁度よく日々の疲れが溜まっている体には
ご褒美みたいなもので今にも寝そうだから
何とか意識を持ちながら、レウさんが少し気になり目を向けてみると
ずっと窓の外を無我夢中に見ている。そんな面白いのかなあ
いや、なんか考え事かな、これは
ずっと見てるのに視線感じてもこっち見ないし…
そんなこと考えてると……ねむ、くなっ、てきた…………
ru「らっだぁ!起きて、着いたよ!!」
rd「!?もう着いたの?早いね〜」
ru「らっだぁぐっすりだったから分かんなかったかもね」
rd「確かにそれはそう」
ru「ほら早く行こう、遅れちゃう」
rd「レウさんは、心配症だね~大丈夫だよ、こんくらい」
まだ瞼の上に眠さが残り、半分まだ寝てたいと半分行かないとで
あまり思考が寝ぼけて追いつかない
ru「遅れたら大変だから行くよ」
rd「ちょっ、痛い痛い!首締まるって!!」
そんな感じで城の中に入り外交室まで、案内されて
中に入って待ってくださいって言われた
はやく終わんないかなあ…この国、怪しいし嫌なんだよ~
rd「━━━━は?今なんて仰たんですか?」
e国王女「だからぁ、貴方の国から誰か1人お気に入りの人をコチラへぇ、渡して欲しいんですぅ♡
その国にいるんでしょぉ?♡元黒髪の子♡」
そうニヤッと笑い、気持ち悪くベトベト張り付いてくるような耳に残る声が
耳に入る
違う違う。今はそんなの考えてるんじゃない、
rd「は……………………………?……な、んで、知って………」
なんでなんでなんでなんでなんでなんで...........?
レイの存在はほんと1部にしか知らせてないのに?どして??
ru「……嫌ですね。」
!!レウ
そうだ、そうだよ。らっだぁぽまえは一国の総統なんだ
しっかりしなきゃ
e国王女「え……?」
rd「………俺はそんなことは絶対にしないんで。逆になんで貴女に差し上げないといけないんですか?
あと言ってなかったんですが、この紅茶に睡眠薬、入ってますよね?」
e国王女「……チッ、幹部ども!!コイツらを捕まえろ!!」
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