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神ロ生存ifてきなあれです 神羅伊!!

〆は普憫 だいぶ適当な終わり方





金属が擦れ合う音 、 敵 味方の苦しそうな唸り声

全て鮮明に思い出せる 。

そんな血塗れ、錆びた記憶の中で 唯一光り輝き 、美しい思い出 …… 長き戦いへ身を投じる前の己と 唯一この世で愛した人との記憶 。

「 神聖ローマ! 」

いつも優しく 、その可愛らしい声で 自分の名前を呼んでくれた 。

当時の自分の恥ずかしくて 、いつも虐めてばかりだったけれど それでも彼女は俺に対して真摯に接してくれた。

俺の 、初恋 。

世界でいちばん 、愛している人 。


___ イタリア






「 お、おいっ 神聖ローマ!? 」

誰かが焦りを含んだ大きな声で 、俺の眠りは醒めた

「 、プロイセン? 」

かつて世話になった 、兄的存在の彼が 目の前にいる

…ここは?俺はもう国としての機能を喪って 、この世に存在できる力など残っていないはず 。

「 ケセ…俺様だけど…なんでお前がここに、? 」

「 俺もよく分からないんだ それより此処はどこだ? 」

「 此処は…ドイツと 、俺様の家 。」

「 ドイツ?…ああ 、弟か? 」

「 …おう 」

その後もプロイセンは俺が居なくなった後の事を大まかに説明してくれた 。 …また、俺がこの世に生存していると知られたら 世界が混乱に陥るだろうという事で 特定の人物(国だが)以外には俺の存在は極秘という事になった。

「 そうだ、プロイセン 」

「 どうした? 」


「 、イタリアは 元気か 」


「 …おう イタリアちゃんは元気にやってるよ 」

「 それはよかった…!イタリアの話 、もっと聞かせてくれ 」

「 ああ、」


俺が居なくなってからのイタリアは 、俺の事を気に留めつつも元気に過ごしていてくれたそうで 色々大変な…戦争などもあったそうだが とにかく今は平和に暮らしているらしく 心底安心した 。

イタリアに会いたい 。


「 会っても 、いいか、? 」


「 …もう少し待て 」


プロイセンや周りの整理が付いたら 、彼女に会わせてくれる 。そう約束した 。

…待っててくれ 、イタリア


今度こそ お前を恐がらせずに

お前に…あの時の告白のやり直しをするんだ 。






「 るんるーん ♩ 」

とある平日の昼間 、俺は客人の為にドルチェを作っていた。

今日はプロイセンが遊びに来るって言ってたから 、 久しぶりに甘いものでも出してあげようと思って

特製のティラミスを作ってあげるんだ 。

きっとプロイセン 、「イタリアちゃんが作ったやつマジうめぇ!オカワリ!!」って言って何個も食べるだろうから…沢山用意しなきゃね 。


/


「 イタリアちゃーん!会いに来たぜー! 」


「 あ、プロイセン!ちゃおちゃおー 」

聞きなれた声が玄関先から聞こえて 、扉の鍵を開く。

ドアを開いた先には 、プロイセンと ……



ドイツに似ている 、けれど

服装があの子そっくりな ごつい男の人が立っていた


「 イタリア……!! 」


「 うヴぇ、!?!ちょっと待ってプロイセンこの子どちら様……!?! 」

「 あー、驚かないで聞いてくれ ソイツは 神聖ローマ帝国だ 。」


「 …え? 」


「 、冗談はやめてよ 神聖ローマはいなくなっちゃったんだよ 」

「 いや、本当だぜ なんならそいつに聞いてみたらどうだ? 」


「 …本当に神聖ローマなの、? 」

「 本当だ ……けど 」


「 イタリアって……男、なのか……?? 」

「 え 」








「 はー笑った!!神聖ローマお前勘違いしてたのか! 」

「 ……笑ってくれ………… 」

「 ヴぇわー、まあオーストリアさんの勘違いであんな格好してたもんね 。間違っちゃうのも仕方ないよ〜 」

「 それにしても……神聖ローマ、どうしてそんな大っきくなって戻ってきたの、?? 」

「 戻ってきたワケは分からない…んだが 、 その お前に会いに来るまでの期間で身体が急成長してな…… 」

「 ヴェ…… 」


何はともあれ 、あの日あの時 目の前で別れて もう二度と、会えないと思っていた人が 、大好きで大好きで…本当に 、愛しい人が 今 目の前で 呼吸して 、笑ってる 。

昔は 、彼も俺の事を好いていてくれたけど

男の子だと分かった以上 、彼とはもう ただのお友達として接すべきだ 。

長年のこの想いも 、やっと手放せるね



「 プロイセン 、少しイタリアと話をしたいのだが 」

「 おー 、じゃあ俺様は外で待ってるな 」

「 ああ 助かる 」


「 どうしたの神聖ローマ 、お話って 」

「 …その 、 昔の 話… 覚えてるか 、? 」

「 ヴェ 、昔?…ローマ帝国になれー!って話? 」

「 ちっ違う…! 」

「 その、だな … 俺が 、 900年代から お前が好きだった 、という…ことだ 」

「 あ、あ… 」


覚えてるの 、俺だけじゃなかったんだなあ

… 取り消したい とかの話かな


「 あの時のやり直しを 、したい 」

「 … やり直しって、? 」


「 、あの時から ずっとお前が…お前だけが好きだ 」

「 その… 男だから 、女だからとか…関係無しに 」

「 良ければ もう一度お前の傍にいさせてほしい 」


そういって神聖ローマは 、あの時よりはるか大きくなった手で俺の手を掴み 優しくキスを落とした 。


「 …本当に 、いいの、? 」

「 俺 …ヘタレだし 、弱いよ…?我儘言って困らせちゃうかもしれないし …… やっぱり 、女の子の方がいいんじゃない、? 」


「 … 俺は 、お前というひとつの国が好きなんだ 。 男でも女でも … 関係ないって 言っただろ 」


「 …ぐすっ、俺もね 、神聖ローマだいすきだよ…ずっと、待ってたんだよ……ひぐ、っ 」


泣くつもりなんてなかったけれど 、ボロボロと 涙がこぼれおちる 。そんな俺をみて 神聖ローマはおどおどして どうしたらいいのかわかんないって顔をしてて 、何だかとっても…愛おしくてたまんない 、!


「 こんな俺でも…神聖ローマのお嫁さんにしてくれるの? 」


「 よ、っ嫁は飛びすぎだ!!…だが、勿論……だ 」

「 へへ…、神聖ローマだいすきぃ、… 」


「 おぉ、おれも、…大好き、だ…!」









「 ……で 」


「 無事付き合えたのはいいけどよ、そんなあからさまにベタベタするもんか!? 」


「 えー、なんのことー?♡ 」

「 いままで会えなかった反動だ…… 」

「 へへ〜てぃあーも神聖ローマ♡ 」

「 イタリア、!」





「 くっそ〜〜〜幸せになれよ!!1人楽しすぎるぜ…!!(泣)」





END

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