人間は、生まれながらにして七つの大罪を背負っている。
傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰…
人によって罪の重さはそれぞれ違うが、皆この大罪を必ずしも背負っている。
この物語はそんな七つの大罪を司る大悪魔たちの物語。
〜〜〜〜魔界保安会議室〜〜〜〜
私はルーシー・ファスタ
七つの大罪の傲慢を司る悪魔だ。
ルーシー「今日は会議をすると言っていたはずだが…」
ルーシー「どうしてお前しかいないんだ!!」
サターシャ「はい、姉様。」
この子は私の弟、そして憤怒を司る悪魔
サターシャ・ファスタ
私に忠実…いや、シスコンというやつなのだろうか…とにかく私の言うことをなんでも聞いてくれる。
サターシャ「傲慢の悪魔は『お金は貰えないんでしょ?無理無理。』と言って断りました。」
ルーシー「あいつ…」
サターシャ「嫉妬の悪魔は『それどころじゃない』と言って断りました。」
ルーシー「何があったんだ…」
サターシャ「色欲の悪魔は『ルーシーに会えるの?えー!嬉しいわぁ♡ルーシー可愛いから好きなのよね〜♡』と言っていたので、僕が強制欠席させました。 」
ルーシー「なにをやってるんだ!!」
サターシャ「姉様を渡すわけにはいきません。」
サターシャ「暴食の悪魔は『腹が減るから行かない』と言って断りました。」
ルーシー「何か食べるものを持ってくればいいだろうが…」
サターシャ「怠惰の悪魔は『やる気出ないからパス〜』と言って来ませんでした。」
ルーシー「あの牛!!」
サターシャ「さて、どうされますか?」
ルーシー「はぁ、もういい。強制参加させる」
私が指を鳴らせば簡単なことはほぼ出来てしまう。楽すぎて使いすぎちゃうんだよな…
ねり「わっ?!なに?!」
リヴ「いいとこだったのに!!」
アウル「あらぁ♡ルーシー♡」
ベゼルブ「おい!ランチタイムだったのに!」
ベルフ「ん〜…むにゃむにゃ…」
ルーシー「貴様らが大人しく来ないのが悪いんだろうが!!」
ねり「も〜、ホント勘弁してよね〜。お金貰えないならねりいる必要ないじゃーん」
こいつはねり。 本名はルカ・M・フィリーリル
強欲を司る悪魔、マモンに養子にされたらしい。趣味で女装をしており、金をチラつかせないと動かない。
リヴ「あんたのせいでダーリンの着替えが覗けなくなったじゃない。どう落とし前つけてくれるのよ。」
この子はリヴ。本名はリーヴァ・レヴィアータ
嫉妬を司る悪魔、レヴィアタンの娘である。臆病な父親の代わりに会議に出てくれている。
アウル「も〜♡今日もルーシー可愛い♡」
このババアはアウル・デモアス。しつこい。
色欲を司る悪魔、アスモデウスの娘だ。遊び呆けてばかりいる。
ベゼルブ「てめぇのせいで俺のランチタイムが台無しだぜ!お前の内臓蝿に食わせんぞ?」
こいつはベゼルブ・インウォン。暴食を司る悪魔、ベルゼブブの息子で、食に関することは一切妥協しない。食こそが全てだと考えている変なやつ。
ベルフ「ん〜…なぁにぃ…?乳絞りの時間〜…?俺さっき出したばっかりだよぉ…?」
この子はベルフ・ゴルフェスト。無害。
怠惰の悪魔ベルフェゴールの弟。兄が天使に殺されたため、代わりに怠惰の悪魔を司ることになった。
あぁ、そういえばまだ紹介しかしていないな。
我々七つの大罪は、魔界の威厳…というか、悪魔としての責務、つまり、人間を地獄に落とし入れるプロ集団のようなもの…いや…うーん…
簡単に言えば魔界の平和を守る存在だ。
我々がいなければ、人間は地獄に落ちてこない
…だが、悪魔にも寿命というものはある。
そこで、七つの大罪は家系性になった。
例えば、私は4代目ルシファーだ。
サターシャは4代目サタン。
こういう風に受け継がれている。
まぁ、たまにねりのようなイレギュラーも存在するが。
だいたいの説明も終わったことだ。
そろそろ会議を…
サターシャ「姉様が説明をしている間に、皆帰ってしまわれました。」
ルーシー「はぁ?!ちょっと待て!!どうしてとめなかったんだ?!」
サターシャ「姉様と二人きりになりたかったからです。」
ルーシー「お前ってやつは…!」
コメント
4件
ネーミングセンスありすぎとちゃいます…???みんな可愛いし…… 七つの大罪大好きなのであっっりがてぇ………あ、アニメの方じゃないです。そして相変わらずセリフが上手いしオチをつけるのも上手い…
いやぁ設定細かくて好きです‥ あとネーミングセンスありまくりですね‥😌