コメント
0件
「離せッッ!」
「なんで?どうして分かってくれないの!?」
「私達を助けてよ!」
俺はすぐに家を出ようとした、でも見つかった。
母親に掴まれた、離してはくれない
「もうウンザリなんだよ!」
「あんたの暴力にも、あの男の借金にも!」
「どうして!?私の為に頑張ってよ!」
「どうして俺がお前らの為なんかに頑張らないといけないんだ!」
玄関でギャーギャー騒いだもんだから近所の人が心配して警察を呼んでいた。
「どうなされました?」
「け、警察!?」
こいつは警察を見た途端青ざめた、何かやったんだな。緩んだ手を突き放して外に出た。
「あ、ちょ待ちなさい!」未成年が危ないよ!と警察は叫んだ。
誰が未成年だ!!
俺は公園に来た、少し肌寒い。
「あは、あはははは!」
やっと解放された、自由だ
「あー、死にたい」
自由になれても味覚は戻らない
ベンチの腕掛けに足を置き寝っ転がる。
「このまま、死んでくれねーかな」
?「!?大丈夫ですか!?」
あ、?おれにかかわるなよ
てかだれだ
?「大丈夫ですか?お兄さん?」
あれ
「ここ、どこだ」
?「あ!お兄さん起きた」
「だ、れ」
蓮「俺は蓮です!」
お兄さんは? 俺の顔にずいっと近づいてきたのにびっくりして後ずさる
「お、おれは香流…」
香「あんま、名前で呼ぶな」
蓮「…嫌いなんですか?名前が」
香「…だったらなんだ」
蓮「うーん…湊!」
香「は、?」
蓮「仮名!名前ないと呼びにくいでしょ?それに嫌いな名前で呼ばれたくないでしょ?」
香「みな、と」初対面のはずなのに、何故か安心出来てしまう、なんで俺に優しくするの
蓮「今日から湊です!」あっ!嫌ならいいんですよ!?
湊「ふ、ふふ、いいよ、ありがとう」
「今日から湊って呼んで」
蓮「!やっぱ、湊は笑った方が可愛いですね」
湊「!?」
蓮「あ、そうだ湊って住む家あるんですか?」
湊「別に敬語じゃなくていいよあと住む家は、無い」家出たし
蓮「そっか、じゃあここ住む?」
湊「は?お前、そんな簡単に他人を」
蓮「名前教えあったし、なんなら付けた!もう他人じゃないよ」
湊「な、」なんでそんな優しくしてくれんだよ、やめろよ、
蓮「どうですか?」蓮はそう言いながら俺の手を包んだ
蓮「…!?!?」
何驚いた顔してるんだ、マヌケ顔。
蓮「え、なんで泣くんですか!?嫌でした!?」
は、?泣くって誰が
「ヒック…」ん?あれ
湊「あれ、?ひっ」自分が泣いていた事を今自覚した。
「あれ、可笑しいな」なんで泣いてんだろ
「ごめ、今止める(ぐす」
蓮「…無理して止めなくていいよ」
湊「え、」蓮が俺に抱きついた、優しくてあったかくて気持ちい
「あ、」なんで優しくするの
蓮「色々あったんだね、俺には事情が分からないけど、今は泣いていいと思うよ」
湊「なんでっ、」なんでこいつはこんな優しいんだろ、
蓮「ん?」
湊「なんでそんな優しくするんだよ!」
「他人の俺なんかほっとけばいいだろ!?」
「どうせ俺なんか居たっていなくなって変わらないんだから!」
蓮「湊…」
湊「あ、あの、これは」やばい、どうしよう
蓮「湊はなんかじゃないよ、実は、俺今日あったばっかだけど一目惚れしたんだよね」
湊「え、?いきなり、なんだよ」
蓮「気持ち悪いかもしれないけど、俺は湊の事好きだよ」
湊「いやだって、おれ」俺は愛されていい人間じゃない。
蓮「湊…俺は湊の事が好き、初対面でも男でも。」
湊「おれは、あいされるしかくなんか、」
蓮「愛されるのに資格は要らないよ、」
ねぇ湊、嫌だったら殴って
湊「え、?」蓮の顔が近づいて来る、あ、キスされる、
でも嫌じゃないな…なんでだろ
ちゅ
蓮「大丈夫…?嫌じゃない?」
湊「な、なんでだろ、嫌じゃ、無い」
蓮「んぐぅ(カワイイッッッツ)」
湊「??」
蓮「湊、付き合ってください」
湊「…おれ、愛の返し方知らないよ、?」
蓮「俺が教えるからね」
湊「上手く出来ないよ?」
蓮「それも教えるから大丈夫!」
湊「俺なんかで、いいの?」
蓮「湊がいいんだよ」
「付き合ってくれますか?」
湊「ん、(コク」
蓮「!やったー!!!!」ぎゅうぎゅう抱きついて来る蓮に少し笑ってしまった。
急展開になってしまった許して欲しい
家がもう嫌になり家を出る
↓
公園で蓮に拾われる
↓
名前を付けてもらう
↓
優しくされて泣く
↓
告白 キス
↓
付き合う