テラーノベル
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逃げ場はない。
走れ、走れ、走れ、
止めるな、絶対に足を止めるな
止めたら地獄が待ってる
そんなの、嫌だ
動け、動かせ
無理やりにでも動かせ
何も考えるな
……
この辺まで来たら、もう大丈夫だよな?
…追っ手も、来てない…
突然、一気に全身の力が抜け、倒れるようにその場に座り込む。
…これからどうしよう。
あいつらに連絡を入れたいし帰りたいけど、あいにくここがどこかもわからない。
我武者羅に何日も何日も、ずっと走り続けていたから…
こんなの、人間だったらとうの昔に死んでいただろうな。
よかった、化身で。
てか、走っている間は気づかなかったけど
全身がいたい
いたい
マジでいたい
激痛で叫びそうになるのを、なんとかこらえる。
そのままその場にうずくまる。
体のあちこちがいたい。
刺すような、なんていう可愛いものじゃない
痛くないところなんてないんじゃないかもう
そのくらい、全部いたい。
その激痛のうちの一つの、普段は触れない右目を軽く抑える。
すると手のひらに生暖かい感触が伝わってきた。
………想像も、したくない
…もう、体を動かすのが億劫になってきた。
……割と近くでがさがさ音がする。
もしかして、もう追っ手が…?
いや、もう
体が動かない。
逃げたい、けど
無理だ
全身が悲鳴をあげてる
せっかく、ここまで来たのに
俺は諦めて、そのまま目を閉じた。
「……」
コメント
3件
フォッΣ( ˙꒳ ˙ )宮城ですかにゃ?♡(「普段は触れない右目」→眼帯?→宮城?ていう謎の解釈になったやつ) なんか〜、何かを思い出しそう(()東北がいいな☆((( 表現の仕方とかが天才すぎる…分けてくだい語彙力((?)誰だァァァァ(