ネタバレになるので書けないですが人によっては超絶苦手だと思います。
自衛お願いします。
※桃赤要素を含みます。
※nmmnですのでルールをしっかりと守ってください。
※過去に私が他サイトで書いたものを修正して出しています。なので似たようなものを見た事あった方、ご安心ください
「なぁ莉犬。今日は何しよっか?」
「そうだ、昔行ったオムライス屋さんに久しぶりに行こうか」
「幸せそうに笑ってんな!笑」
「そうだ、ころんも誘うか?」
「ころんも誘うならるぅとも誘おうぜ」
「ちょっと電話するから待ってろ」
「あ、ころ〜ん?今から莉犬とご飯行くんだけどさ、」
「……えっ⁉︎あ、ぅん」
「僕も行こっかなぁ」
「るぅとくんも誘うの?」
「あぁもちろん。」
「オッケーわかった!」
「何時集合?」
「あー、ちょっと待ってて」
りぃぬ〜!!今お腹空いてる〜??
そう大声でリビングに向かって叫ぶ。
「さとみくんッ……」
電話からころんのつぶやきが聞こえた気がしたが莉犬を優先。
「わかった〜!」
「莉犬の返事聞こえてたと思うがもう一回言っとく」
「この後12時半に俺家集合で」
「ッ、おっけー」
「また後で!」
「るぅと〜!この後莉犬ところんとでご飯行くけど一緒にどうだぁ?」
『り、莉犬も…?』
「もちろん!俺の彼女の莉犬は絶対に一緒に行くぞ?」
『さとみくんッ…』
「ん〜?何、莉犬と喧嘩でもした?笑」
『ははっ、そんなこと出来るわけないじゃないですかぁ』
「だな、笑」
「るぅとは莉犬のセコムだからずっと莉犬の事守ってるからww」
「俺と莉犬が喧嘩した時なんかは、あぁ〜怖かったw」
『そうですねw』
『…莉犬のことを守る、ね』
『それより何時にどこ集合なんですか?』
『僕も行きます!!』
「オッケー!えっと、」
「りぃぬぅぅ〜!!何時集合だったっけ??」
「オッケェェー!ありがと!」
「12時半に俺ん家集合でそこから店に行く」
『あー、了解です!』
『では、また後で〜』
「ふふっ、莉犬よかったな!」
「2人とも一緒にいけるってさ」
「あいつらといる時の莉犬マジで幸せそう笑」
「最近というかここ一年、全然元気なかったからな」
「俺たちで元気付けてやろーぜ!笑」
「じゃあ俺、着替えてくるけど…?」
「オッケー、また後で!」
「莉犬〜超かわいい♡」
「俺のあげた服めっちゃ似合ってる!」
「やばい写真撮って全世界に自慢したいくらいかわいい…」
「え、かっこいいがいいって?」
「うるせぇ、笑」
「誰がなんと言おうと莉犬は世界一かわいいんだよッ笑」
「あ、そろそろ時間だな」
「もうすぐでるぅとが来そう…」
「で、ころんが遅れてくる…」
「やっぱり莉犬もそう思うよな!笑」
ピンポ-ン
「あ、ほら笑」
「いらっしゃーい」
「あれっ?ころんもいるじゃん」
「俺らの予想外れたなw」
「莉犬も俺もお腹空いてるけど2人は?」
「……」
『今日はさとみくん家でお酒を呑もうと思って買ってきちゃいました…笑』
『今度お店行きましょ?』
「僕デリバリー頼む!!」
「あー、莉犬また今度でもいい?」
「じゃあ何頼む?」
「やっぱりオムライス…?」
「wwやっぱり、?」
「俺、莉犬に言われなくてもわかっちゃうから笑」
「じゃあ俺はパスタにしよっかなぁ」
「どう?2人は決まった?」
『ぁ、、、決まりました!』
「僕がカレーでるぅとくんが……」
『お寿司です!!』
「やばい!これマジで美味いぞ⁉︎莉犬、食べるか?」
「莉犬ここ一年全然食欲ないじゃん、気をつけないと死ぬぞ??笑」
「…ッ⁉︎」
「そーいやさー、〜〜〜〜〜ww」
「w〇〇〇〇?」
デリバリーで注文したご飯とおつまみが届いてみんなでワイワイやってたけどるぅころが全然莉犬と喋らん…
『……さとみくん、今から大事な話をしてもいいですか?』
「え、何?2人から??」
「はい…』
心做しか2人の声が震えてる…
何があるって言うんだ…
2人は目を合わせ深呼吸してから俺に言った…
「……り、りぃぬくんは死んだんだよ」
「1年前に」
「……は?」
ころん達ににしてはいきすぎた冗談を言ってるなって思った。普段はこんなこと言わないから心底驚いた。
「だッ、だから!莉犬くんは、…莉犬くんは事故で死んだんだよッ!泣」
『1年前に僕らは病院に呼ばれて急いで向かって行ったじゃないですか!』
「…何言ってんの?ここに!俺の…俺の隣に!莉犬が居るだろ…?」
「笑えない冗談なんて言うなよ……」
「なぁ、莉犬?」
「お前は死んでなんかいないよなぁ?」
「なぁ?なぁぁ?」
「ほら、いるだろ!」
「……それ、さとみくんッ、があげた、ッ莉犬くんへの最初の、プレゼントでしょ?泣」
『莉犬、が嬉しそうに、見せてくれたックマのぬいぐるみですよ泣』
……嘘泣きじゃない、本当にころんもるぅとも泣いてる。長年一緒にいたから嫌でもわかる。
確かにあげた。付き合ってすぐにあげた。俺たちのイメージの犬とか猫のぬいぐるみじゃなくて、何故かクマのぬいぐるみをあげた。
ずっと大切に扱ってくれてて…
でも俺の隣に居るのは莉犬だ。
「…違う、違う違う違う違う違う違うッ!!」
「莉犬は死んでなんかいない。」
「これからもずっと俺のそばに居るんだよッ!」
「もう…もういい加減にしてください!」
頬に激痛が走った。
るぅとにビンタされたのだと時間が経ってから気づいた。
『そろそろ現実から目を背けないで!!前を向いてよッ!』
『最後に莉犬が言った言葉覚えてますか⁉︎』
『”俺の代わりにみんなで幸せになってね”って!』
『”もっともっと大きくなっていっぱい色んなことに挑戦していってね”って!』
『言ってたじゃないですか!…ぃってたじゃ…ないですか……泣』
「………」
「…さとみくんは今の生活幸せ?」
「莉犬くんが言ってた挑戦できてる…?」
「……もう、一年も経ったんだよッ泣」
「………」
ころんにそう問われても何も答えることはできなかった…
それから俺たちはソファーに座って虚無感に包まれながら過ごした。
何時間が経ったかわからないが誰も喋りもしなければ必要最低限以外は動きもしない。
そんな時、るぅとが口を開いた。
『さとみくん、さっきはごめんなさい。頬大丈夫ですか?』
「え、あぁ大丈夫だ…」
『……くまのぬいぐるみ、汚れちゃってますね。』
『僕が丁寧に洗ってきましょうか?ついでに直せますし…』
「嫌、いい…」
「今はクマのぬいぐるみと一緒にいたい。」
『そっか……』
またしばらく無言の時間が過ぎてゆく…
それでも帰らないのはあの2人の最大限の優しさなんだろう…
静かな空間の中、俺は頭の整理をしていた。
「……心のどこかでわかってた。こんな事しても辛いだけだ。莉犬は喜ばないって。」
「莉犬が死んだって……」
気づけば俺は話し出していた。
るぅとところんはこちらに顔を向け目を見開いている
「信じたくなくて信じられもしなくて…莉犬はまだ居るんだって思いたくて……」
「莉犬を…莉犬を想像すると、目を閉じると、出てくるんだ。いつも笑顔で『さとちゃん!』って駆け寄ってきたあの姿が、」
「クマのぬいぐるみ、莉犬が肌身離さず持ってただろ?だから莉犬の匂いがいちばん染み付いてるんだ」
「いつしかそれが莉犬にしか見えなくなってしまった。淡い幻想に心の重荷を預けて、それに縋って縋って…莉犬は生きてるんだって、俺の隣に居てくれてるんだって思える気がして、そう思うようにしてた」
「そしたらさ……気づいたら本当に莉犬がそばに居たんだよ。」
「莉犬が……居たんだよ、」
「それが今、妄想だったって気付かされた。」
「ごめんな……最年長なのに、」
「1番しっかりしないと、みんなを支えないといけない立場なのに…」
「莉犬が死んだって1番わかってた、わからなくちゃいけない立場なのに……」
「ごめん、ごめんな…」
「ッさとみくん…話してくれてありがとう…泣」
「正直ね、僕らも受け止め切れてなかったんだ、」
「いつも『ころちゃん!』って、『めぇめぇ』って呼んでくれて笑顔でそばに居てくれてた莉犬くるが急に居なくなっちゃったんだもん泣」
『僕も…『るぅちゃん!』、『最高の愛方だねッ!』って笑いかけてくれたずっと二人三脚でやってきた大切な仲間が居なくなって悲しみと絶望でしかなかった…』
『でも、彼氏であるさとみくんが1番辛いでしょ?』
『なのに僕は自分の気持ちにいっぱいいっぱいでさとみくんのことまで頭が回らなかった。』
『こちらこそごめんなさい』
「僕もごめんね……」
そう謝罪しあった後3人で照れくさそうに笑った。
ふと、莉犬の声が聞こえた。
”“よかった…””
”“前を向いて頑張っていってね””
”“大好きだよ……””
多分俺だけに聞こえた幻聴だろう…だけど精一杯返事をする
「ッ莉犬!俺も…俺も大好き!」
「…頑張ってみるから!ちゃんと見てろよ!」
““あははは笑、楽しみに待ってるから””
「見えないけど…会えて、会えてよかった…」
「ほんとにッよかった…」
「ころんもるぅともありがとう…これからは頑張っていくから。」
「うん!僕たちも頑張らなきゃだね!」
『ですね!笑』
「じゃあ、余ってるお酒じゃんじゃん飲んじゃおー!笑」
「はい、!グイッグイグイ!!」
『ころちゃん……笑』
““またね…バイバイ””
はっと後ろを見たけど何もなかった。
今度はるぅともころんも聞こえてたみたいだ。
3人で顔を合わせて優しく微笑みあった。
とっても優しくて温かい時間が流れた。
俺なら、俺たちならやっていけそうだ。
ちゃんと見守っとけよ、
大好きだよ、莉犬……
「おっしゃぁぉ!飲むか!!」
『さとみくんまで……』
『仕方がない…僕もじゃんじゃん飲むぞぉぉ”〜!!』
おかえりなさい!
どのくらいで莉犬くんがこの世にいないって気づきました〜?
結構、伏線を張っていて……
例えば、さとみくんの言葉しか入れてなかったりだとかるぅころとさとみくんの電話の時のちょっとした躊躇いだとか全然莉犬くんと喋らなかったらだとかるぅとくんの意味深の発言だとか……、
結末を知ってからもう一度見るとまたおもしろいですよ!!((
死ネタはあんまし書かないんですけどね、
最近出せてなくてすいません汗
ストレス溜まりすぎて体調崩してネットにあまり触れたく無かったので…
また、元気になったらだしますので!!
過去投稿ですいませんッ!!
このまま下に行ってもらえれば後日談です!
ここで終わりたい方は終わっていただき、後日談を見たい方は下へスクロールしていただけたらと思います!
【後日談】
あの日から俺らはまた突っ走った。
1年間活動休止をしていて不安にさせた分、今まで以上に頑張らないといけない…
しんどいけど俺らならいける。
そう信じてる。
でも突っ走りすぎてつまずく時もあった。その時は、汚れたクマのぬいぐるみを抱きしめてパワーを貰っててる。
あの日以来、莉犬の声は聞けてないけど絶対に見守ってくれてる。
なんかわかるのだ、俺らくらいの仲になったらね、?笑
大丈夫、俺の心の中に莉犬は居る。
汚れたクマのぬいぐるみ…大切な思い出と少々の苦い思い出が詰め込まれた大切なたいせつなもの。
今度は俺が肌身離さず持っている笑
今からのライブでは流石に置いていかないといけないけど……笑
でも莉犬の気持ちは一緒に連れて行く。
「さとみくん!」
「まだですかぁ〜?』
「いま行く〜!」
リスナーさんがたくさん待っている舞台へ!
Here We Go!!!!!!
コメント
2件
ぼろっぼろに泣きました笑