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一話のキャラ説明から読むのをおすすめします
なんでも許してください
🩶↔︎💙なんですよいいですよね。
「おー」
🩶が💙に唐突に抱きついたものだから、💙から少し驚きの声が漏れる。
「…」
「なんか言えよ、自分から抱きついたんだし」
💙は半笑いで言いながら、🩶の背中に腕を回してそれを受け入れる。
「…あのさ」
🩶は、密着していないと聞こえないような声で呟くように言う。
💙にしか聞こえないような声で。
それが今からしようとしている質問を躊躇った故に来たものなのか、
わざとそうしたのかは不明なままだが。
🩶の腕が強張る。
「俺のこと好き?」
その質問を聞いて💙は、なんだそんなことか、という風に笑う。
「好き」
そうやって軽々と恥ずかしい台詞を言えちゃうところが好きだな、と🩶は思うが、口にはできない。
代わりに💙をぎゅっと、強い力で抱きしめる。
「いつもやられてるから、仕返し」
「何こいつ」
そんな他愛もない話をそのままして、合図をしたわけでもないのに同時に力が緩む。
「俺さ、💙のこと、けっこう好き」
「知ってる」
そのあとの🩶のうるせえ、という照れ隠しの暴言は、いつも周りに見えている友達としての二人のものに戻っていた。
二人の本当の関係には、だれも気づいていない。