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※秋元ちゃん愛され
魔性の男だよ秋元ちゃん君は…
魔性だしすぐお友達つくるから東雲ちゃんや高城さんに守ってもらいなさい←
秋元はこの状況に頭を抱えていた。
実際には抱えついでに叫びたかったが無理だ。
何故なら…
『(どーゆー状況…?)』
ソファに座る己。
そして隣で自身の肩に凭れ掛かるタトゥーが目を惹く褐色肌にスカイブルーの髪が鮮やかな大男。
眼下には自身の太腿に頭を乗せて…所謂膝枕をする白肌に短い黒髪にヘアバンドをつけた憧れの人。
両者、見た目こそバラバラだが共通点が。
…規則正しい寝息。
そう、何故かこの状況で寝ているのだ。
『(うーん⁇冷静に考えよ…)』
時計を見れば深夜の3時を過ぎた頃。
テーブルには酒瓶が散乱しており…
記憶では確かにこのメンバーでアジトで晩酌をしていたのだ。
人生の憧れの人こと、高城と飲んで…
後に合流してきたのは城ヶ崎の腹心、東雲。
どうせ断られるだろうと思ってたがなんとなく東雲ちゃんも飲まない?っと誘えば素直に席に着いたのだ。
驚いたがなんだか嬉しくなって話まくり…酒のペースが早くなり…酔い潰れた気もしなくもない。
とりあえずソファから立ちあがろうと試行錯誤するがこのふたりのせいで身動きがとれない。
『……え?まさか朝まで…これ?』
逃げられない状況に秋元は朝まで助けを待ったそうな…。
『ん〜……まだ、飲むぅ…////』
白い肌を赤く染め、眼鏡の奥の瞳はとろりと潤んでる。
舌足らずの唇に酒瓶の口が直に触れ…
弄ぶように舌が雫を舐める。
『(くッッッそエロいなぁ…)』
長年の付き合いだが、
酔っ払った秋元の飲み方はどうもひとを惑わすのだ、 男女問わずに。
軟派な風貌と人懐こい性格と笑顔。
若くて恵まれたルックスで戦場にいた頃は現地の酒場で散々傭兵らに狙われては俺が陰でブチのめして追い払っていたのが懐かしい。
バーカウンターにしなだれる秋元の尻をニヤつきながら口笛吹くわ、
そのほっそい腰を撫でようと手を伸ばしたり…
因みにソイツの腕は逆方向に曲げた。
『(……つーか…)』
『………』
秋元の隣に何故かいる青髪ゴリラ。
普段大将の金魚の糞のくせに何故いる⁉︎
今日だって本当はふたりきりで飲むはずだった!
…つーか、なに秋元をガン見してんだ⁉︎
いやわかる、わかるぞ、確かに秋元がなんかエロいから見ちまう…ってまさかコイツも秋元を…?
『東雲ちゃーん…ちゃんと飲んでるー?//』
『………飲んでる というか、飲み過ぎだ秋元
ペース早くないか』
『えへへ〜//////だって珍しく東雲ちゃんと飲んで俺超楽しいし?』にへー
さっきまでエッロい雰囲氣で飲んでいたくせに今はふにゃふにゃの笑みを浮かべてやがる。
くそ!ギャップが忙しいッッッ
『…………っ』
おい、絶対あのゴリラも同じこと考えてんだろ。
目頭押さえて天を仰いでんぞあいつ!
『高城さーんッ////』
『おわ!危ねッ』
秋元がこちらにターゲットを替えて肩を組まれる。
『俺ぇ、ほんと高城さんに憧れてるんでぇ~っ
何処までも着いていきますからねぇ?////』
『わかったわかった!
何百回も聞いたぞそれッ』
『何百回も何千回も言いまーすッ////』
『………たく…//』
うん、つまりこれアレだよな最早プロポーズだよな⁇
嫁に来る宣言だよな⁇
『何考えてるか知らないが違うぞ』
ち!水をさすな青髪ゴリラ‼︎
くそぉ……ッ
『『(絶対にコイツに秋元は渡さない…っ)』』
end