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カーテンの隙間から挿し込む光の眩しさと鳥のさえずる声に目を開けると、外はもうすっかり明るくなっていた──。
「もう…朝…?」
いつの間にか朝になっていたことにぼーっとしつつ、ベッドから体を起こそうとした私は、まず自分が下着姿だということにびっくりして、
それから、隣で半裸の男が寝ていることに、驚愕した──。
「えっ、ちょっと……これ、どういうこと……!?」
「ん…? 起きたのかよ…?」
半身を起こしたかっこうでブランケットを胸元まで引き寄せ、うろたえまくる私を尻目に、
銀河が、「ふあーあ」とくつろいだ様子で大きく伸びをした。
「銀河が……なんで、ここにいるの……」
一体どういう状況なのかが全く理解ができなくて、呆然として呟く。
「……うん? 昨日送ってきてやっただろ?」
銀河が大したことじゃないだろうとでもいう顔つきで、こともなげに言う。
「………。……送ってもらったのは、かすかに覚えてるけど……でも、このかっこうは……それに、なんでそっちは…ハ、ハダカなのよ……」
「ああ、これ?」と、銀河がクスリと唇の端で笑い、「…まぁ、それは成り行きってことで…」と、口にした。
「なっ! 成り行きって何よっ!」
まさか酔った勢いで……とか、慌てふためく私を見て、銀河がプッ…と吹き出した。
「……なんもしてねぇよ」
と、銀河がクスクスと笑って言う。
「じゃあ、成り行きって……」
「服は、おまえが自分で脱いだんだぜ? 『暑いー。脱ぐー』とか言って。俺は、酔っ払ってるおまえを一人にしておくのがちょっと心配だったから、泊まっただけだからな…」
まだ面白そうに笑っている銀河に、顔がじわじわと赤らんできた。