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初コメであろう初コメ失礼します。 2人だけの秘密って可愛くて一生見れちゃいます。 リクエストよかったらなんですけど、『罠にかかった狼』めっちゃ好きで、何でもさらっと釣られちゃう赫サン書いてほしいなって…思ったり…
あ、最近本当にネタないのでリクエストください…🙇🙇🙇
⚠️わんく⚠️
・irxs
・桃赤
・先生×生徒
・Rシーンあり
赤sideのみ
地雷等はここから先見ることをおすすめしません。
夕焼けが教室の隅々をオレンジ色に染め、誰もいなくなった教室は、昼間の喧騒が嘘のように静かで、その静けさが、胸の奥にじんわりと広がる寂しさを際立たせる。
桃「あ、まだいたの?」
不意にかけられた声に、肩を跳ねさせた。振り返ると、そこに立っていたのは担任の乾先生だった。いつものように柔らかな笑みを浮かべている先生。
赤「あ……乾先生、すみません。ちょっと、忘れ物を取りに……」
桃「忘れ物?珍しいね、りうらが」
桃「てか、今は”乾先生”じゃなくいつもみたいに”ないくん”でいいよ」
先生はそう言いながら、教卓の上の書類を整理し始めた。カツカツというペンの音だけが、静かな教室に響く。
桃「…ないくんこそ、まだ学校にいるんだね」
どうでもいいことを聞いてしまった。先生にしてみれば、当たり前のことなのだから。
桃「んーまあ先生だし?笑 少し、片付けがあって」
赤「ふ~ん、」
桃「え、なに…、ずっと俺のこと見て
俺になんか付いてる?」
赤「あっ、い、いや、なんでも?!」
どきっとした。先生の鋭い視線が、りうらの心の奥底を見透かしているような気がした。
初めてないくんを見たときから、自分の心はざわめき始めた。顔も性格もめちゃくちゃ良くて、特に女子生徒に人気。そんな先生にいつの間にか惹かれていた。
二人の秘密の関係が始まったのは、ほんの小さなことだった。放課後、進路の相談に乗ってもらっているうちに、先生がふと漏らした弱音。
桃「……疲れたな~、」
その言葉に、衝動的に手を伸ばしてしまったのだ。先生は驚いたように目を丸くした、すぐに優しく微笑んで、赤の手を握り返してくれた。
桃「ありがとね、りうら」
その一言が、二人の距離を決定的に縮めた。
それから、誰にも知られないように、二人の時間は始まった。放課後の教室、人気のない廊下。
教師と生徒。許されない関係。もし、誰かに知られたら、先生の教職は奪われ、先生は学校にいられなくなるかもしれない。
桃「りうら?」
先生の声が、思考の海に沈んでいた自分を引き上げた。
桃「どうかした?顔色悪いような気するけど、」
心配そうな先生の瞳が、赤を捉える。その優しい眼差しに、赤の胸は締め付けられた。
赤「……あ、いや、なんでもっ、」
精一杯の強がりだった。本当は、先生に触れたい。先生の温もりを感じたい。でも、それを口に出すことはできない。この秘密の関係を守るためには、自分の気持ちを押し殺すしかないのかも。
今にも、抑えきれない想いが言葉になりそうだった。
桃「りうら、もう遅いよ?早く帰りなー?」
先生は、そう言って背を向けた。いつもの優しい声。
赤「いやだ、まだないくんと居たい」
桃「でも…」
赤「りうらないくんが欲しいの、」
赤「他の誰かにバレたらもう終わりかもしれない、でもっ、ないくんを求めてる自分の気持ちを、もう抑えられないから、」
桃「…今日だけ。たった二人だけの秘密だよ…?」
赤「わかってる、わかってるから、はやく、、」
桃「りうらっ、♡」
赤「ぁ゙あッ…♡ないくッ、♡」
桃「どーしようね、他の先生、生徒でもきちゃったら、♡もう一緒に居れられなくなっちゃうかもね、」
赤「…じゃあ、今のうちにたくさん愛してッ、うらのことッ♡♡」
桃「もちろんだよ♡」
明日も、明後日も、この関係は続いていくのかな。いつか終わりが来るのかな。りうらには、わからなかった。ただ今は、ないくんの温もりを、ないくんの声を、ずっと感じていたかったから。
教室の窓のカーテンの間から見える夕焼けは、先ほどよりも深く、赤く染まっていた。まるで、二人の秘密を隠すように。
END
実際は生徒×先生で書こうと思ってました!!
👋