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朝、雷の音で目が覚めた…
時計を見ると朝5時48分…
もう一度寝るには微妙な時間だ。
社長が隣に寝てるけど、疲れているだろう。起こすわけにはいかない。
外が光ったのがカーテンの隙間から分かった。それから約2秒ゴロゴロと雷鳴が鳴り響いている…最悪だ。
そう。僕は雷が苦手だ──────。
とりあえず布団に潜ろう。
暑いが我慢するしかない。
それでも音は消えてくれない……。
今何でもわがままが言えるなら社長に起きて欲しい。そう言うだろう。
起きてくれれば雷なんて忘れられるはずだ…
…そうだ。
抱きついたら起きてくれるのではないか…?
でもやっぱり起こすのは気が引ける……
別に叩き起す訳じゃないんだ…
そう自分自身に言い聞かせた。
これで起きてくれなかったら僕はどうしよう…
「んぅ…」
……!!
起き…た?
「と、や…さん?」
「しゃちょ…」
「雷…怖い。」
「そうですね。でも私がいるのでもう大丈夫ですよ。」
「しゃちょ…」
〝カッコイイオトナ〟ってこういうことなのか…
そう思い、僕は社長に抱きしめられながらそっと目を閉じた──────。
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