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普段通りに仕事をしていただけなはずなのに……どうしてこんなに頭が痛いんだ。
ここ最近は忙しかったから、そのせいかもしれない。
薬は効かないし……。
ピコンッ と軽快な音が鳴った。
……!!
剣持さんから……
《今日も遅くなりそうですか?
お仕事頑張ってくださいね!》
正直これで癒される方が頭痛に効くのではないか…?
何はともあれ、
剣持さんが待っているんだ……
早く仕事を終わらせないと。
「……疲れた」
今日分の仕事を終えて時計見ると
23:52……結構かかってしまった。
剣持さん……もう寝いてるんでしょうか…。
明日も学校なんだ…寝ていてもおかしくない……。
なるべく音を立てないよう、自宅のドアを
そっと開けた……
電気が付いてる……?
剣持さんが消し忘れたのか……
「社長……!」
「お仕事お疲れ様です!」
「剣持さん……」
「まだ起きていたんですか」
「社長が帰ってくるのに寝てるなんてもったいないので」
「ありがとうございます」
「社長……?」
「顔色悪いですよ。大丈夫ですか」
「え……ああ。少し体調が優れなくて」
「じゃあ早く休みましょう」
「僕も一緒に寝ますので」
「では、お言葉に甘えて」
この時間が〝幸せ〟ということなんだろう。