はい!今回は中でございます。
少々キャラ崩壊があると思います。事前にご確認の上大丈夫でしたら、スクロールしてください。苦手な方は別のお話でお会いしましょう。
※ご本人様には一切関係のございません。
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pin視点
冷たい風が体にあたる。
俺はクローンだからある程度寒さには強いように”作られてる”。
だけれども、暑さにも対応しているため、人の体温や気温、温かいものなどはその温度を感じられない。気をつけなければ周りに気づかれてしまうため、周りの反応を見ながら生活している。
pin(朝か。……結局起きちゃったな。)
昨日のsbroの喜んだ姿を思い出す。
pin(ま、あんな顔されたら起きない訳にも行かないか。)
最近、闇落ちする人や仕事で失敗ばかりしている。
落ち込んでいる訳には行かないのだか、それでも気持ちや気分が下がってしまう。
仮面をしているおかげか、誰にもまだばれてはいない。
まぁ、バレたところでではあるが……。
pin(いや、mndrやrdoにバレたらめんどくさいな。……。 )
あの二人はいつも俺が何かあったらすぐに気づく。……なんで?
よく分からないが、あの二人にバレることは避けないと。
俺のせいで、周りに迷惑をかける訳には行かないのだ。それに、これは俺の問題。仕事でミスをするのも、闇落ちした人がいたら悲しんだり。……俺の問題なんだ。
俺が解決しないと。
頑張らないと。
pin(……ん?)
駐車場でmndr達が楽しそうに話している。
そして、いつもはいないような、俺が起き始めたら寝た、rdoがいてた。
夢かと思ったが夢ではないらしい。
この日をどんなに待っただろうか。だか、今の俺をrdoに見せてもいいのだろうか。失敗ばかりしていたらrdoになんて思われるだろう。
???『”失敗作”』
???『何も出来ないくせに』
???『”偽物”のくせに、お前は』
pin「カヒュッ…ゴホッゴホッ……。」
pin(そんなの俺が1番分かってるよ……。)
pin「ゴホッ……。」
pin「大丈夫。大丈夫だから。」
“偽物”か……。
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rdo視点
久しぶりに起きてみようと思った。
同僚がどうしているのか、後輩ができたのか、色々気になったから。
まあ、1番きになったのは”あいつ”のことだけど。
小さい頃からずっと一緒。
まぁ、俺があそこから連れ出したけど。今楽しそうにしているのなら良かったと思う。あいつは優しいし、元気だから。誰とでも打ち明けれるだろうと思っていた。
確かに会った初めての頃は心配だったけど、昔のことが嘘かのように明るくなった。
いや、元から元気で明るかったのだろう。
アイツらが、あの日々があいつを彼を変えたのだろう。
あいつは太陽のように明るく。誰にだって優しいやつだから。本当に誰よりもお人好しだから。
だからすぐにでも色んな奴と仲良くなって楽しく過ごすのだと思っていた。が、メンテナンスに入ってしまった。急のことだった。いつものように朝起こそうとしたらいつまで経っても起きてこなかった。
色々調べたら、メンテナンス中だとわかった。どうしたらいいのかと思ったが、メンテナンスならいつかは終わる。終われば勝手に起きてくるだろうと思った。
8月、9月。あいつの誕生日である10月。俺の誕生日である11月。12月。いつまで経っても起きてこなかった。俺は焦った。このままいつまで経っても起きないのではないか。メンテナンス中ではなく壊れてしまったのではないか。だが、実際近づいてしまえば息をしていて、生きていることが分かる。それだけで安心した。だがどうする。このまま一生起きないままなのか。俺も、仕事があるし、それで疲れてしまっている。一体彼がいつ壊れるのかが分からない。
それならば俺も寝てしまおうか。そして時々起きて、彼が生きているかどうか調べればいい。彼が勝手に起きて仕事に行っているのならそれでいい。
そう思って俺は寝た。
久しぶりに起きてみれば彼は起きていた 。
なんなら、ランクも上がって俺のランクに近づいてるんだぜ?すごいよな、やっぱり。あいつはなんでも出来る。と言うか、出来るように頑張るんだよな。今までそうして来たように。
あいつが起きているのであれば、俺も起きようと思った。でも、今起きてあいつが俺ばかりになるのはいけない気がした。あいつに俺は過保護と言うばかりに突っかかってしまうから。
あいつには色んな奴と絡んで欲しい。ならば俺があまり起きないようにすればいいのでは?そうすればあいつは色んな奴と一緒になるだろう。
ただ、あいつの秘密を知っているのはおれとdnpだけ。あいつが言うかもしれないが現時点で知ってるのはこれだけだと思う。あいつはあまり自分のことを言いたくないようだから。だから、よく起きれる方の俺があいつをみて様子を伺う。何かあったら、しっかり一緒に居てやろう。過保護でもいいから。それがあいつにとってpinにとって、俺にとっていいことだと思うから。
だから俺が守ってやろう。傷つかないように。もう二度とあんな顔させないように。