第七話『刻みたくない光景に』
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今日はアイツを見かけるだけで其の場から去ってしまった_
辛いんだ、、…諦めたいのに、諦めようと思っているのに、
心の何処かではきっと、、諦めきれていないんだ…
俺はいつの間にか屋上へと階段を歩いていた。
彼と出会った屋上に。笑いあったあの場所に。
少しでも落ち着きたい_
ガチャ
ドアを開けいつものように足を踏み入れようとすると、
誰か先客が居たようだ_
何か話しているようだ、、
む、、?、、この声、、
「あの、、、さ、、急なんだけど…」
「なんだい?」
「私、、神代くんのこと、、好きなんだッ、、」
「付き合って欲しいのッ」
その時俺は頭が真っ白になった。
「えっと、、」
類が何か言いかけると俺はふらつき音を立ててしまった。
「?、、…!、司、くん?、」
1番気付かれたくない人に、
気付かれてしまった。
俺は少し手が震えあたふたし、ドアから手を離し勢い良く走って其の場を去った_
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あ と 少 し で 最 終 回 か な ??
♡ 、 コ メ ン ト 宜 し く お 願 い し ま す 💕
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