テラーノベル
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母国からの非情な指令が下ってから、24時間が経過した。
僕は、寮の自室でナイフの刃を研いでいた。
その手は、自分でも驚くほど小刻みに震えている。
青.彡「…ほとけ、さっきから何しとんねん。そのナイフ、演習用やろ。そんなに研いでどうするんや」
ベッドで本を読んでいたいふくんが、声をかけてくる。
水.彡「あ…いえ、。次の演習で、悠佑さんに少しでも追いつきたくて……。手入れをしておこうかなって」
青 .彡「……ふん。アニキは化け物やからな。あんまり無理すんなよ」
いふくんは再び本に目を落としたが、その声には微かな懸念が混じっていた。
僕は、首の後ろのチップが発する「熱」に急かされるように立ち上がった。
もう、限界だった。これ以上時間をかければ、
チップが強制的に僕の意識を乗っ取り、文字通り「殺戮人形」に変えてしまう。
(……悠佑さん、ごめんなさい。僕を、恨んでください)
深夜の第3屋外訓練場。
月明かりが、僕の持つナイフの刃を冷たく照らしていた。
黄.彡「おう、ほとけ! こんな時間に呼び出すなんて珍しいな。どうした、悩み相談か?」
悠佑さんは、いつものように屈託のない笑顔で迎えてくれた。
その姿が、僕の心をさらに切り裂く。
水.彡「…悠佑さん。僕と、手合わせをお願いします。本気で……僕を殺すつもりで、来てください」
黄.彡「、…ほとけ?」
首の後ろのチップが、脳を焼くような熱を発している。
視界は真っ赤に染まり、目の前に立つ悠佑さんの姿が、
ただの「排除対象」としてスキャンされていた。
『――目標:Yusuke。戦闘不能に追い込め。リミッター解除、80%……90%……』
水.彡「……逃げて、ください……悠佑さん……っ!」
僕の悲痛な叫びとは裏腹に、
自分の肉体は爆発的な速度で地を蹴った。
スパイとして、殺戮の道具として鍛え上げられた技術が、
親愛なる「兄貴」へと牙を向く。
黄.彡「……ほとけ、お前……!」
悠佑さんは、僕の動きが「訓練生」の域を遥かに超えていることに目を見開いた。
僕の放つ鋼線が悠佑さんの腕をかすめ、鮮血が舞う。
だが、悠佑さんは避けるだけで、決して反撃しようとはしなかった。
水.彡「……やめて、お願い……僕を、殺して……!」
僕の瞳から涙が溢れる。だが、チップに支配された右手が、
悠佑さんの喉元へナイフを突き出した。
(黄.彡siten)
俺は、彼の瞳の奥にある絶望を見た。
そして、彼の首の後ろで不気味に明滅する、
小さな赤い光に気づいた。
(……あいつ、何かに操られとるんか。……あの光を止めんと、ほとけが壊れる!)
俺は覚悟を決めた。
俺はわざとガードを下げ、ほとけの強力な掌打を正面から受け止めた。
黄.彡「……がはっ……!」
衝撃で体が大きくのけぞる。
ほとけは俺にトドメを刺そうと、無意識に踏み込んだ。
(視点変更。水.彡siten)
その瞬間、悠佑さんの大きな手が、僕の首筋をがっしりと掴んだ。
黄.彡「……捕まえたぞ、ほとけ」
水.彡 「……あ、……悠佑、さん……?」
悠佑さんは、僕の首の後ろに埋め込まれた「異物」を
指先で探り当てるように手に力を込める。
なにかされれば、僕の脳にどんな影響が出るか分からない。
それを悟った悠佑さんは、自らの指先に繊細かつ強大な力を込め、
そのチップの「中枢」だけを、外側から衝撃で歪ませた。
――バチィィッ!!
僕の脳内に、耳を突き刺すようなノイズが走る。
視界を覆っていた赤い文字が激しく乱れ、砂嵐のように消えていった。
水.彡「……あ、あああああッ!!」
僕は短い悲鳴を上げ、そのまま悠佑さんの胸の中に崩れ落ちた。
ハートいっぱいもらったんで、毎日投稿頑張ろうと思います…!
モチベめっちゃあがりました!!✨️✨️
これからも応援よろしくです…!
おつてん!
コメント
16件
最初から一気読みさせてもらったんやけど上手ない⁉︎どっから目線やねんって感じやねんけど、めっちゃ上手い!!ほんまに好き🩵愛してる 続き待ってます♪
うん、最初から読ませてもらったけど髪ですか?間違えた、神ですか??? ほんとに好きすぎるッッッッ✨✨これからも頑張ってください!!応援してます!!