クローンはいくらでも作り出せる
それは私達でも理解しています
だから我々の命は紙屑も同然
『オトメ!…オトメ……?』
紙屑も同然
『オォォォトォォォォメェェェェェェ!!!』
「うるさいですね!
なんですかそんな大声出して!?」
『だって!全然反応してくれないんだもん!』
「貴女大声出してよく明るく居られますね……」
そう、紙屑も同然のはずなのだ
この明るい子は『カザリ』
私と同じクローン
バカみたいな行動をして処分されそうになっていたのは今でも覚えている
カザリの創造者は『笠山 悠里』
似てるというか、2人もアホみたいに元気なんだよね
でも多分私しか知らない
『は〜……今日実験だよ〜嫌だよ〜
えーんえーん……』
この元気さが
『本当、面倒くさいな』
偽りな事を
多分だけど、私って普通じゃないと思う
こんな研究所の研究員なんかになって、普通に生活してる事とかさ?
『Hey!またエネルギーが溢れ出して来たぜ!!!!』
「黙って下さい、気が削がれます」
『なぜですか!?!?!?』
「気が削がれるって言っただろ」
『あっはい』
このバカは笠山悠里、 マジで黙れこいつ
マッドサイエンティストというか、
クローンだって自分男なのに女の子にしてんだよ?なぜ???
これが幹部かぁ、終わってるなぁ
『そういえば要サン?そろそろガッコウの時間では?』
「……ああ確かに、貴方みたいなアホに付き合っていたから気付きませんでした」
『酷いデスね!まぁイイですけど!』
重苦しい研究所をぬけて
朝日が眩しい外に出る
そして、また重苦しい所に来る
そんな日々よ
私の日常なんて
コメント
4件
好き好き好き好き好き好き好き 続きはよ読ませろぉぉぉぉぉぉ
うーん…二人とも闇重そう…() カザリが元気なのは 悠里の真似とかなんかな?
今回もめちゃくちゃ良かった!!!! うん、クローン(カザリ)の明るさも 悠里くんの明るさも嘘なんやね。 最初の視点はオトメちゃんで 中盤から最後は要ちゃん視点かな? 次回も楽しみに待ってるね!!!!