苦いな、苦すぎる
こんな場所、来る価値ない
『おはよ!要ちゃん!』
「えぇ、おはよう」
『見て!ブレスレット!
もうすぐ誕生日でしょ?あげる!』
この子はいい子、まだ社会の何にも毒されてない
でも、こういう子はすぐに『ヨウズミ』にされちゃうの
知ってる、そうだったから
『何よ!せっかく付き合ってあげたのに!
とんだ期待はずれだったわ!』
『あっそうかよ!こっちこそ期待はずれだった!!!』
あ〜あ、またうるさいのが始まった
『ま、また?男女間の問題、多いよねこの学園って 』
「そうね、皆が皆プライドの塊だもの」
『確かにそうだけどさぁ……なんでこう、皆仲良くできないんだろう……』
無理でしょうね、他人は信用するに値しないから
だから人はそれぞれ武器を持って武装する
そうやって自分を安心さたがる
「私、御手洗行ってくる」
『行ってらっしゃい!』
「……」
『マジほんと最悪、あの先輩教科書すら貸してくんないんだけど。つっかえな』
『あの先輩マジ性格終わってるから関わんない方がいいよ?噂ヤバいから』
そういう貴方達も噂、性格は終わっているけれどね。内心そう思う
がちゃりと扉が開く
『お、後輩じゃーん』
『あ、せんぱーい!この前教科書貸して下さいなんて言ってすいませんでした〜!』
『あ〜いやいや!偶然持ってなかった私も悪いよ!ごめんね!』
『いやほんと私こそって感じです!失礼しまーす!』
『はーい!……』
『あの後輩まじウザくね?何様って感じ』
気持ち悪い、ただただ気持ち悪い
人間社会って嫌い、こんなのしかない
私が社会不適合者なのかな
御手洗を出ると、もうみんなお昼ご飯を食べ始めていた
今日は1人で食べよう、誰かと食べるのも気分が乗らない。居心地が悪い
グイッと、誰かに制服の裾を引っ張られた
『か、要ちゃん!』
いい子のあの子だった
「どうしたの?」
『お、お昼!一緒に食べない?』
本当は断りたい、今は誰かと接せる状態じゃない
でも
「良いよ、一緒に場所探そ」
ニコリと笑いながらそう答える
【どんなときも笑って愛嬌振りまくように】
そうでしょ?お母さん
そういえば設定書いていなかったなとおもって設定
オトメ
性別:女
性格:真面目、無表情
一人称:私
番号:0104
好きな〇〇:要、カザリ
嫌いな〇〇:実験、実験者達
その他:クローンの優秀個体
真面目でどんな実験でも付き合ってくれるため、評価は高い
要と瓜二つ
カザリ
性別:女
性格:明るい、無関心
一人称:私
番号:0220
好きな〇〇:マスター、オトメ
嫌いな〇〇:暗い場所
その他:明るいが、それは全て偽りである
暗い場所は嫌いだが、研究所はいつも薄暗いため恐怖心が消えない
悠里と瓜二つ
岩音 要 イワオト カナメ
年齢:16歳
性格:ヒステリック、意外と良心持ち
性別:女
一人称:私
好きな〇〇:親、オトメ
嫌いな〇〇:殺人、千代崎研究所
その他:両親は他界
16歳にしては過酷すぎる人生を歩んでる
オトメと瓜二つ
笠山 悠里 カサヤマ ユウリ
年齢:24
性格:クレイジー、カオス
性別:男
一人称:ワタシ
好きな〇〇:実験、笑顔
嫌いな〇〇:つまらないコト
その他:ハーフ、片言で話す
カザリと瓜二つ
笑顔が好きなやつが笑顔を消す実験をしてていいのか
『良い子のあの子』
山田 橙乃
コメント
25件
おん、山田………????
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! うん、要ちゃんって黒いのを見過ぎた… ううん、家庭環境の問題と嘘の話のせい。 だと思われる☆(え?) え、山田…???山田先生?? いや、下の名前覚えてないせいで 本当に分からんわ(は?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!
オトメちゃんと要ちゃんの目、 色違うんやなぁ 良い子…要ちゃんの悪い思い出と して散りそうと思ってしまった