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今日はTV収録のある日だ


早めに入ったから、時間ができたのでこの前若井と観たドラマの続きを見進める


まんまとハマってしまい隙あれば続きを見ている



「まだそこー?」



急に後ろから声を掛けられて「うわあ!」なんて間抜けな声を出してしまった



「ここからめっちゃ面白いよ」



そう言って笑う君が眩しくて目が眩んだ

君も準備は大体済ませた様で、時間がありそうだったから一緒に見ることになった






あー。

なるほどね。



あー、このタイミングでラブシーンが。

あるとは。



あまりの気まずさに君の方をチラッと観てみると、どこかで見覚えのあるイタズラな顔



ドラマの中の2人は恋人繋ぎをして口づけを交わす

ロマンチックだなあなんて思っていると君は



ドラマを再現する様に僕に恋人繋ぎをして、例の鼻と鼻がくっつきそうになる程顔を寄せた



また、からかってる。そう思ったから「もう!」とどけようとしたその瞬間、唇を塞がれた




え?



そのまま君は部屋を飛び出し、まだ何も事態を理解できてない僕だけが残った


理解は全く出来てないけど、ひとつ記憶に残ってるものがあった


君の顔が素敵だった事


君の真っ赤な髪色と同じくらい、君の耳が真っ赤だった事

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