・赤桃,百合(どちらも女体化)
・irisのnmmn小説
・赤桃要素あんまりないし、桃ちゃんが病弱なのも分からん
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃side
「つっかれたぁ……」
疲れきった肩や首、背中などをゴリゴリと音を流しながら歩いていく。今日は散々だった。
奥さんと喧嘩したらしい上司に八つ当たりされ、部下には仕事を押し付けられ、そのせいで残業になる。うちの会社は基本残業代が出なく、残業をする人はほとんど居ない。
そして、その辛さたるや。こんな道のど真ん中で、誰がどこで見ているかも分からないのに、疲れきった声を結構大きいボリュームで出してしまうほどなのだ。
「よぉし、今日はパーッと飲むぞ〜ッ…!!」
心の中でガッツポーズをし、小さい声でそう呟く。…と、同時にさっきは見えなかった電柱の後ろに、人影が見えた。
最初は見間違えかな、なんて思ったけれど、その影はコクコクと船漕ぎらしきものをし始め、私の疑いはなくなった。
「えーと…?」
これは、どういうことだ?
〰️〰️〰️
赤side
「はぁッ、はぁッ…!!」
最悪だ、最悪だ!なんで、私がこんな思いをしなければならないのだ。何故、レ✘プ同然のことを私が…。
遡ること数分前、私は学校帰り、普段なら絶対にないのに、寝ぼけていたのもあったせいか、道に迷ってしまったのだ。
そこで、たどり着いたのが薄暗い路地裏。柄の悪い人が血を流して倒れていたり、やせ細り、骨が浮きででいる人も居た。引き返せばよかったものの、まあ行けるかという気持ちで進んでしまった。
大学生くらいの人か…私の腕にいきなりしがみついてきて、キスをしてきた。そのままスカートの中に手を入れられ、胸も触られた。状況が理解できなかった私は動けなかったが、アソコに手を入れられ、ようやく身の危険を実感し、その男をぶん殴って、今に至る。
「……ここ、どこだろ…」
先程よりはマシだが、十分ここも薄暗くて気味が悪い。それに、今は10時過ぎ。いくら夏でも、遅い時刻になってくると真っ暗だ。
「…ッふ……グスッ…どうしよ…」
高校生になってもまだ治らないすぐ泣く癖はここでも発動してしまい、涙が頬を伝って滴り落ちてくる。精神的にも来たのか、どんどん孤独になっていくような気がして、寒さもあってか身震いしてきた。
私は一人暮らしだし、親に電話しようと意味が無い。一体、どうすればこの地獄から解放されるのだろう。
通りすがりの人でも、こんな泣いてる姿を見せたくなくって、近くにあった電柱の裏に隠れる。
「…んん‘’ッ、うッ、……」
誰か…誰か、助けてよ
「あの…大丈夫ですか?」
〰️〰️〰️
作者より
〰️〰️〰️
またまた新しい小説作ってしまいました。申し訳ありません…
掛け持ちをして苦しくなるのは自分だとわかっていながらも作ってしまうのです。赤青小説も頑張って書いているので、気長にお待ちください。
※これは前編です※
コメント
2件
続き楽しみ!