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※これは1話の続き(後編)です。
注意事項などは1話で御拝見ください※
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桃side
その影の正体がなんなのか知るため、1歩、また1歩と足を進ませる。近付いていって分かったことだが、どうやら女の子らしく、髪の毛がボブでスカートも履いている。
真っ赤な髪色…派手だしピアスもしていたから、最初は大学生かなとも思ったけど、チェック柄のスカートと黄土色のブレザーを見たところ、高校生っぽい。
「えと…あの、大丈夫ですか?」
元からお人好しであった私は、その座り込んでいた子に声をかけた。
「は、ぇ…り、りうら?」
りうら、と疑問そうにしていい、自分の方に指をさした。りうらって言うのか…珍しい名前だなぁ←特大ブーメラン
「り、りうら、ちゃん…そうだよ、君に声掛けたの」
「へ、あ…」
「ええっと、それで。りうらちゃんはこんなに暗いところで何してるの?」
「……」
私の目を凝視した後、口をむずむずさせ、そっぽを向いてしまった。言いたくないのかな?
「あ、え、…い、言えないなら大丈夫だよ?でも、家に帰らなきゃ…危ないし」
「………」
頑張って言葉を探して、話しかけてみたものの、反応は無し。それどころか、急に震え出して__
「うぇッ、…ふぐっ、ひっく……」
「おあ、ええぇ!?」
寒いのかな、と思ってジャケットを貸そうと思ったら地面が徐々に濡れていって、そこでようやく泣いていたことに気づく。
「ん、ちょ…!ほんとに大丈夫…ッ!?」
「う‘’ッ、あたし…ここ、どこかわかんないんです…ッ」
「……はぁ?」
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作者より
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なんか今回めっちゃ短いけど1話の後編だから別にいいですよね!!
次回は頑張ります