テラーノベル
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授業が終わったあとの高らかな同級生の話し声も、 ノートにペンを書き連ねる音も、何時からか僕には不快な音に聞こえるようになった。
放課後、担任の低い声が1年生の教室に大きく響いた。
「卯坂 陽《うさか はる》、職員室に来なさい」
同級生の冷たい反応が僕に突き刺さる
僕はそれを気にしないように教室を出て、職員室へと足を運び始めた。
セミの声、刺さるような日差し
窓から風に乗って来る熱気。
「これだから夏は嫌いなんだよ」
僕は人に聞こえないように小言を言い放ち、職員室のドアをノックした
「お前、またテスト赤点だぞ」
そう言って大きなため息をし、乾いた笑いをした。
僕は反論しようと口を開こうとした瞬間、遮るように続けて担任は言う
「卯坂、お前は頑張れば出来るのに、何故努力をしない?」
「勉強くらい出来ないと社会に出れないの分かってやってるのか?いい加減にしてくれ。卯坂のお母さんにも、担任である俺にも迷惑がかかってるんだ。」
なんて自己中なんだ、と僕は思った。
自分の人生なんて自分で決めたいものなのに、それを先生は敷かれたレールを渡れと強制している。
先生は続けて何か言おうとしたが、さっきの仕返しのように被せて言ってやった。
「自分の勝手なんで、口出さないでください」
我ながらかっこよく決まったな、と心の中で自画自賛をした。
それも毎回呼び出されては言われっぱなしで溜まっていたのもあって、気分がいい。
僕は先生の顔を見ずに教室へと戻った
筆箱取ろうとし、かばんの奥底に手を突っ込むと、お昼ご飯用に買った某コンビニのカレーパンがぺちゃんこになったものを見つけた。
うわ、最悪だ。と口に出したいが、堪えた。
トイレで食べるのは気が引けるし…と悶々としていた時、屋上があることを思い出した。
春は人がいたのだが、猛暑の夏なのもあって人がいない穴場になっている。
夕方は気温がちょうどよくなるのが狙い目だと知っていた
チャンスだと思い、優しそうな先生に鍵を強請る。
「今日は1人屋上に行きたいって申請あったから、その子に鍵を預けたわよ
それでもう鍵はかかってないから、その子と仲良く使いなさい」
衝撃が走った。
屋上が穴場だと言う極秘情報を知っているなんて…!
トップシークレットだと思い込んでいたから悔しくてたまらない。
何故知っているのか問い詰めて追い出してやる
そういう思考が巡った。
早速有言実行するべく、駆け足で階段を登る
勢いよく屋上のドアを開けると、 そこには知らない人がいた。
#み!
まるこ
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コメント
1件
うわぁ、めっちゃわかる…!陽くんの「自分の人生は自分で決めたい」って気持ち、すごく刺さった🥺担任の先生に噛みつくシーン、胸がスッとした!笑 屋上に先輩がいるってラスト、めっちゃ気になる〜!!次の展開すぐ読みたい…😭💕 イカの根っこさん、素敵な作品ありがとうございます✨