描きたいのがありすぎて大変。今回はガルレヴィにします。
⚠︎︎レヴィが鬱気味です。ロヴィ完治if
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アンチコメはやめてください。
現在午前3時。今日は満月。いつも暗い部屋が今日は月明かりで青白い。
『はぁ。今日も寝れねぇなぁ。』
父親からの長期に渡るDVが原因で心身共に限界を迎え鬱になってからどれほどの月日が流れただろうか。
最近は症状が悪化してきていて寝れない日が続いている。
『寝てもあいつが出てくるだけだ。…むしろ好都合。』
悪夢を見るくらいなら寝れない方が良いじゃないかと自分に言い聞かせる。
「レヴィ。これから1週間帰れないんだけど一人で大丈夫?何かあったらすぐ連絡してね。」
兄であるロヴィからそう言われて3日目。1人じゃやっぱり不安で仕方ない。一人でいるとあいつが来るんじゃないかと思って気が気じゃない。
『兄貴。早く…帰ってきてくれ。』
青白い光に包まれて、静かに泣いていた。
現在朝の5時
寝てしまっていた様だ。
久しぶりに何も見ずに寝れた。
少し嬉しかった。一人で寝れた事は大きな進捗だったんじゃないかと。
学校には長期休みの連絡を前々から入れているので問題ない。
『…久しぶりに独りだと慣れねぇなぁ。 』
暫くはロヴィと一緒に居たため久しぶりの一人はなんだか寂しくて、寒くて嫌な感じだった。
『本でも読むか。』
嫌な朝は少しずつ過ぎていくのであった。
時刻は夕方の4時。
学校が終わって各々寮に戻る頃だ。
この時間が1番安心する。
皆が自分と同じ様に休みに入る時間だからだ。
『はぁ。今日も疲れたな。』
そう独り言を呟いていると…
【レヴィ〜居るかー? 】
聞き覚えのある声がした。
『ガルフ?』
何の用だと思いながら扉を開けた。
【おっ元気そうだな】
『どこをどう見たら元気そうに見えるんだよ。』
【ギャハハまぁまぁ良いじゃんか】
『はぁ。とりあえず入れよ』
立ち話もあれだと思いガルフを部屋に入れた。
『なんにも無ぇけどまぁ、ゆっくりしてけよ』
【ありがとな。…にしても久しぶりだな。レヴィ】
『まぁ確かに。久しぶりだな。』
世間話でもしに来ただけかと思いながら会話をする。
【お前ちゃんと食べてんのか?かなり痩せた気がするぞ?】
『ご心配どうも。それよりあいつらは元気か?』
【ドミナ達の事か?…レヴィが居ないから寂しがってたぞ。ケニーもマルコムも。俺だってレヴィが居ないのは寂しいぞ。】
『…お前らもか。』
思ってることはみんな同じだった様だ。
『俺だって寂しいさ。寝れなくて泣くことしか出来ない夜1人なんだからな。朝だって昼間だって…何も手につかなくなる。ただベッドに横たわって無気力になって一日が終わる。そんな日常なんてゴミ同然だ。』
【レヴィ…。】
『…こうなっちまったのは俺が弱ぇ人間だからなのかもしれねぇな。』
自分の心も体も精神も魔力も魔法も。全てにおいて弱いからこうなった。そう心の中でずっと思っていた。
【そんな事あるわけないだろ。レヴィは強い。今もこうやって辛い状況でも一人で頑張ってるじゃねぇか。俺だったら絶対一人で頑張るなんて無理だ。】
『ガルフ…。』
【だから…自分を責めるな。弱いなんて思うな。お前は強いんだからよ。レヴィ。】
そう言ってガルフはレヴィをそっと抱き寄せた。
【夜寂しいなら俺が一緒に居てやるし朝も昼間も辛いなら授業抜け出して来てやるよ】
『それは流石に辞めとけw授業はしっかり出ろw』
【ギャハハw確かにそうだなww】
『まぁでも。ありがとうなガルフ。そう言ってくれて嬉しいぜ。』
【おう。元気になったらまた一緒に楽しいことしような!】
互いに笑いあって楽しい話をしたこの時だけは何故か嫌な事も全て忘れられた。
END
ガルフの口調わからない…。違ってたらすいません。
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