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『一章 希望の学級裁判』
【カラオケルーム】
俺は早朝に猪爪から呼び出され、カラオケルームへとやってきた
猪「…よし、全員集まったな」
羽「どうしたの?こんな朝早くに…」
薬「話し合い? 俺朝だからなんもやる気起きないんだよね〜」
そう言う薬師寺の前には自分で作ったであろうクリームソーダが置いてあった
東「もしかして…昨日の手紙の事ですか?」
猪「あぁ、それも含めてだ」
秘「それも含めて?」
手紙の話じゃないのか?
猪「首謀者が分かったかもしれないんだ」
羽「首謀者を見つけたの!?」
猪「あの手紙が届いた日、俺は全員の行動を監視してたんだ」
薬「うわぁ、普通に犯罪じゃん」
猪「…監視した中で一人だけ挙動不審な動きをしてた奴がいた」
秘「誰なんだ?」
猪「…天谷だ」
東「天谷さんが…ですか?」
猪「天谷はずっと寮の裏をうろうろしたり、茂みの中で何かを探してたんだ…」
薬「それだけで決めるの?」
猪「それだけじゃない…アイツは…」
猪「…アイツは殺人犯なんだ!」
羽「え、ちょ、ちょっとどういうこと!?」
猪「…詳しくは言えない。ただ…」
猪「首謀者のことは絶対俺がなんとかするから。信じてくれ」
東「…一人で立ち向かうんですか?」
猪「そう…なるな」
猪「俺のことは気にしないでくれ、絶対うまく行くから」
そう言うと猪爪はカラオケルームから出て行き
俺たちも次期に解散した
【食堂】
猪爪は天谷のことを首謀者と言っていたが…本当なのか?
猪「あっ!秘田!ここにいたのか!」
秘「猪爪?」
猪「ずっと探してたんだ!」
秘「なんで?」
猪「…天谷をパーティーホールにおびき寄せて欲しいんだ!」
秘「?」
猪「俺の目的は首謀者を捕まえて、コロシアイをやめさせること!」
猪「だから天谷をパーティーホールに呼び寄せて、罠で捕まえるってことだ!」
秘「…わかった、やるよ」
猪「じゃあ19時にパーティーホールでな!できれば中心辺りに立っててくれ!」
秘「なるべく頑張る」
猪「…信用してるからな」
そう告げると、縄を持った猪爪は足早に出ていった
【19時 パーティーホール前】
天「それで、話って何?」
秘「天谷って警察だから普段から大変だろ、だから今だけでもリラックスして欲しいんだ」
俺は必死に言い訳をした
天「ふーん…まぁなんでもいいけど」
秘「じゃあ入ろう」
そういい、俺は重い扉をゆっくりと開けた
【パーティーホール】
秘「…じゃあちょっと前に進んでもらって…」
天「…なぁ、アレって…」
秘「え?」
俺は前を向くと…
ナイフで壁に磔にされた猪爪の姿があった