そんなこんなしてる間にもシャトルバスは水族館に着いた。水族館の建物の前に来たら、
「お~っ!」
って麗が興奮して声を上げた。それを見たさっきの高齢者夫婦がニコニコ笑顔を向けながら先に水族館の方へ向かってた。
私と叔母さんはそれに頭を下げながら麗の様子を確かめてた。バスに酔ったりしてないか確認してたんだ。でも大丈夫そうだったから、
「じゃあ行こうか」
声をかけたら、
「うん♡」
嬉しそうに答えてくれた。ホントに彼女の笑顔にはホッとさせられる。私のしてることが間違いじゃないんだって思わせてくれる。だから私も安心してられる。ストレスが減ってくのが分かる。だからやってられるんだよね。私みたいなダメな親でもさ。
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