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side : Nami








「ルフィが起きた!」






チョッパーのその声に、海図を描いていた手を止めて慌てて医務室に向かう。


もうみんなそこに揃ってて、お騒がせなうちの船長はまだ状況を把握できてないみたい。






「ルフィ!おれだぞ、わかるか?チョッパーだぞ!」



「・・・チョッパー、・・・チョッパー!?」





うぉぉおお!!と雄叫びをあげてチョッパーに抱きつくうちの船長を見て、全員安堵のため息。






「てことはおれ、戻ってきたのか!?」



「“戻ってきた”?」






恐らくルフィ意外全員思ったであろうことをサンジくんが聞き返した。






「おう、おれニホンのトーキョーってとこに行ってたみたいでよ、こっちの世界に戻るまで、」



「・・・ちょっと待って、どういうこと?」






思わずルフィの話を遮る。






「一体なんの話してるのルフィ?

寝ぼけてる?あんた海に落ちて丸2日気を失ってただけよ」






全くお騒がせなんだから。






「え!?2日!?そんなわけねェ!

おれがあいつのとこにいたのはもっと長い間だったぞ!」



「あいつって誰だ」



「○○だ!」



「「「「 誰だよ 」」」」






ほぼ全員の声が一致した。



○○なんて名前、聞いたことないもの。






「お前が海に落ちてすぐおれが助けに飛び込んだ。だから他の船の奴って可能性もねェ」



「ゾロが助けてくれたのか!?ありがとな!」



「いつものことだろ、気にすんな」






それもそうね、とロビンが笑うけど。






「ニホンなんて島聞いたことないわ。

トーキョーって言ったかしら。そんなの無いはずよ」






少なくとも私が知ってる限りではね、と。


頭がいいロビンですら知らない国なんて、私たちにわかるわけが無い。






「寝ぼけてんじゃねーのか?、」



「違うぞサンジ!あと腹減った!」



「言うと思ったぜ。ほらよ、作っといた」






うひょー!肉ー!


ガツガツ平らげるルフィに、気になる疑問をどんどん投げかけていく。






「ルフィ、ニホンのトーキョーってどんなとこだ?」



「モゴ、ムゴモゴ!!」



「飲み込んでから言えよ!」






思いきりウソップにツッコまれ、慌てて飲み込んでから答えるルフィ。






「なんかよ、でっけェ四角い建物とか、かっけェ乗り物とかあってよ!

フランキーが好きそうなバイクって乗り物もあったぞ!」



「ほゥ、そりゃスーパー気になるな!」






もういいわかったから、と脱線しかけた話を元に戻す。



.

麦わら少年拾いました

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