テラーノベル
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赤城が最初からヴィランの謎軸
(宇佐美・佐伯・緋八ヒーローの赤城ヴィラン軸)
『』▶︎緋八
《》▶︎赤城
「」▶︎宇佐美
【】▶︎佐伯
平和な街に突然鳴り響く不快な警報音。
耳に刺さるような音と共に出動するのがヒーローの仕事だった。
普段よりも激しい破壊行動。意図的としか思えないほどの火災。普段相手にしているこざかしーが起こす被害とは比べることも出来ないほど大きな被害に、俺たちは少し焦りを感じていた。
「マナ!!こっちは良いから、南側の避難誘導頼む!!」
無線から聞こえるリトの声。
普段の彼からは想像が出来ないほど真剣な声。
その声に返事を返し、この場を離れた
『ッ…こっちにも火回っとんのか…』
辺り一面が赤く染まり、煙たい。
なるべく煙を吸わないよう呼吸量を減らし、民間人が居ないか探して回った。
『ここら辺の人間は皆んな逃げれたっぽいな…ほな避難場所まで走るk…』
《やっほ〜。ヒーロー》
『!?!?』
この切迫詰まった状況とは相反するふわっとした声。誰だ?民間人であるならばこんなに余裕は無いだろう。
だとするならば…
《うわっ!?急に襲ってこないでよ〜…》
『お前か?この災害起こしたんは』
《勘鋭いね〜?そうだよ?僕が犯人》
そうニヤリと笑った口から、ちらりとギザ歯が見えた。
心底腹が立つ。
こんなにも建物や民間人に被害を出しておいてなんで笑える?何がオモロい?
到底理解は出来そうになかった。
『あっそ。ほなヴィランっちゅー事で合っとるな?』
《うん。》
『なら倒すまでや』
音を置いてくほどのスピードで近付き、レイピアをヴィランの首元へ突き立てた。
普段相手にしているこざかしーならば、ここで首を貫き倒すことが出来ていた。なのに、この男は見えているとでも言うのか、首元に少し傷は付いたが、俺の攻撃を避けた
《危ないなぁ…ちょっと話聞いてくれてもよくな〜い?》
眉間に少し皺を寄せながら、突き出された俺の腕を掴み、ヒンジラインの様な体制で少し時が止まった。
『ッ離せや!!!』
《え〜良いの?ここで手離したら頭から落ちちゃうよ?》
『触んな!!』
《悲しいなぁ〜…というか良いの?そんな口聞いて》
『は?』
《僕、ヴィランだよ?今君が僕の勘に触る事言ったらどうなるかわかってる?》
『何言って…』
《この街の一番大きい避難場所、わかるでしょ?》
『…それがなんやねん』
《あそこってさ〜凄いよね〜。外で爆発とか銃撃戦とか合っても全く被害がないんだからさ。でもさ!欠点あるよね?》
『何が言いたいん?お前は』
《だってほら、中に爆弾が仕掛けられてたら〜って事、何も考えられて無いでしょ?》
『…は?』
全身から血の気が引いていく様な感覚に襲われる。中に爆弾?それってつまり…
《わかった?僕がボタンを押せば、せっかく避難できた民間人全員死ぬって事。だから僕に対する言動は考えた方が良いよ〜?》
『なんッ…おまッ…』
《見せてあげよっか?ほらコレ。こんな小さなボタン一つで沢山の人間が死ぬんだよ?面白いね》
やはり俺はコイツを理解できない。
こんな事に面白味を感じている時点で住む世界が違う。
《でさっ、一個提案。今から僕の言う事全部聞いてくれたらボタンは押さないであげる。その代わり、少しでも僕の勘に触る言動をしたらボタンを押す。どう?簡単でしょ?》
『ッ……』
つまり俺は今からコイツの言いなりにならなきゃいけない訳か。
でも俺と民間人を天秤にかけた時、守らなければいけないのは民間人だ。大勢を守るために己を犠牲にする…ヒーローとしてそんなことは考える必要すら無かった。
『……わかった。』
《流石ヒーロー!話が早くて助かる!じゃぁ行こっか!》
そう満面の笑みを浮かべると、ヴィランは軽々しく俺を小脇に抱えた。
『ッちょ…自分で歩けるって』
《ん〜?良いのかな?そんな口聞いて》
こちらを見下す様に起爆ボタンをチラつかせる。今すぐにでもコイツを殴ってやりたいが、今は民間人の命が掛かっているから我慢するとしよう
『…… 』
《素直で良いね〜》
宇佐美side
【リトく〜ん!!!!】
「テツ…どうだった?」
【全く。マナくんの最終位置情報行ってみたけど、建物の残骸とかしか無かった…】
「クソッ…どうなってんだ…」
マナと俺たちが分かれてから、爆発や建物の倒壊などがピタリと止まった。
民間人の避難誘導が済んだからマナと合流しようとしたけど、無線にも位置情報にも反応は無かった。
「どこ行ったんだよ…マナ…」
緋八side
『おわッ…頼むからもう少し優しく扱ってや…』
《ごめんごめん。》
今俺たちおそらくコイツの部屋であろう場所に居る。
“言う事を全部聞く”という条件を呑んだは良いが、一体何するんやろか。家事とかさせられるんか?
《じゃ、さっそくやりますか〜》
『…?何をするん?』
《え?セックスだけど?》
『……は?』
《定番じゃない?敵に攫われたヒーローが敵に犯されるとか》
『いや…知らん。てか無理やろ。お前も俺も男やで?』
《イケるイケる。じゃあ大人しくしててねー》
『ちょッ…やめろや!!服ん中手ぇ突っ込むな!!』
《ヒーロー?》
『何ッ?』
《約束覚えてる?今君の言動には沢山の民間人の命がかかってるんだからね? 》
『ッ……』
《ん、良い子》
正直クソ気持ち悪い。初対面の男となんでヤらなあかんねん。ほんま無理帰りたい。
でもここで逃げたら皆んな死んでまうしな…。耐えるんや俺。頑張れ俺
《てかヒーローって呼ぶの嫌だから名前教えてよ、》
『…緋八マナ』
《マナ!良い名前だね〜。僕はウェン。赤城ウェン。覚えといてね〜》
『ん、』
《じゃあ続きやるね》
コイツ…ウェンは何故か手慣れている様で、俺の体をいやらしく触りながら服を脱がせ、至る所にキスをしてくる。正直ちょっと気持ち良いと感じてしまう俺が憎い。
数分間無言の時間が流れている時、突然後ろに強い刺激が走った。
『ぃ゛ッ………』
《最初は痛いだろうけど我慢してね》
『ッ゛……』
俺の穴に指突っ込んでのかコイツッ…。
男同士でヤる時はやっぱここ使うのか。てかクソ痛い。初めてやねん俺は
『ん゛……ッ……、ふッ…』
《柔らかくなってきたねー。良い感じ》
『あッ……そ……、』
指が一本、二本と増えていく。
最初こそ唇を噛むほど痛かったが、今はそこまでの痛みは無い。
苦しさを逃すためにシーツを掴んでいると、後ろの異物感が突然無くなった。
『…?』
《じゃ…そろそろ挿れるよ?》
平均よりも大きいウェンのブツが後ろにあてがわれる。
今から俺の中にこれが入るん?え?無理やろ。こんなデカいの入る訳ないやん。
《力抜いてね…》
『ゃッ……ぅあ゛っ…!?!?』
一気に俺の中を押し上げてくる異物感に吐きそうになりながら、シーツを掴んだ
こんな苦しいのを後どれだけ耐えれば良いのか。考えれば考えるほど未来が見えなくなってくる。だがこれも全て民間人の命のため。ヒーローならばこれしき耐えられなければ…。
『ん゛……ッふ……、ぁ゛……。』
《マナ大丈夫そ〜?》
『だいッ゛…じょうぶッ゛…、ん゛…』
汗で額に髪の毛がくっついてる感触が気持ち悪い。動くたびにぶつかり合う肌の音が気持ち悪い。何もかも気持ち悪い
はずなのに
『ぁ゛ッ…♡♡ん゛…♡♡///』
抜き差しされる度に少し気持ちいいと感じるのはなんでなん??まさか俺後ろで感じとるん?男なのに?
『ッ゛…♡♡ふ…゛♡♡//ゃ゛ッ…♡♡♡//ィ゛ッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡//』
もう本当最悪。ヴィランに犯されて気持ちよくなってイってまうとか…無理すぎるやろ
何か涙出てきたし。恥ずかしすぎて死にたいわ
『ッ゛……ぅ…、ッぁ゛…』
《あらら泣いちゃった。やっぱ人前でイくのは恥ずかしいか〜…でもその顔めっちゃ唆る♡》
『ッヒグ…ん゛…ッは…、』
《大丈夫、そんなこと気にならない位気持ちよくしてあげるから》
あーもう好きにしてくれ。何でもええわ
どうにでもなれ。
赤城side
『ッ゛…?♡♡♡ん゛…♡♡♡///』
《あはっw意識飛びかけじゃんwかわいらしっw》
ヒーロー云々の前に男としての尊厳が破壊されちゃったね〜。いやぁ本当かわいらしいんだから。
これからも民間人の命背負って頑張ってね〜
《明日もよろしく、マーナ♡》
途中でデータ消えて悲しくなったんで無理やり終わらせました
コメント
2件
まずウェンがヴィランなのもいいし、こういう展開も良き過ぎる
うわ、これはかなり重い展開ですね…。ヴィランに脅されて立場を逆転されるヒーロー、という構造はよくあるけど、ウェンの「軽さ」とマナの「苦悩」のギャップがすごく生々しくて読んでて辛かったです。特に「男としての尊厳が破壊された」ってフレーズ、言い得て妙というか…。データ消えちゃったのは残念だけど、この緊迫感はしっかり伝わってきました。続きが気になりますね。