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口内で舌が絡みついては離れて、その度に水面がゆらゆらと波打つ。
「ん……好きだよ」
「私も……好き」
彼に応えると、下ろしていた手にふっと硬くなったものが触れた。
「あっ……ダメだ、触ったら……」
「さっきは私がしてもらったから、だから……」
そのまま手の中へ、それを握り込む。
「ダメ、だ……あ、触るな……」
浴槽の底に両手をついて、ハァハァと喘ぐ彼の姿が男性的な色気に満ち溢れていて、より快感を引き出そうと手の動きが早まっていく。
「んっ……達ってしまう」
「いいの、このまま……」
手の中でしごきながら、胸を押し付けるように肌をくっ付けて、熱に浮かされるまま自分から彼に口づけた。
キスをする舌の動きに連れるように、手の中で彼が打ち震える。
「んぅ……くっ!」
彼の喉元が上下して、極まった一声が迸ると、
「……感じた」
と、腕の中にきつく抱き締められた。