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第2話「恩讐の血族」
優しい少女は思い出と恩義の狭間で揺れ動いていた
だが、少女はまだ知らない
未来への決断が、過去からの一歩が
今から起こる数奇な事件の引き金となる事を
邪神達が少女に牙を剥く時、とある一族に隠された恩義と復讐が明らかになる
そのボス戦で、苑良と伊沙奈を捨てたかつて憧れた兄槐(えんじゅ)の痕跡を発見した苑良…って感じです
✄——————-‐✄
梶原のアラミタマとそいつを操っていたサミジナと対峙していると…その封印を破った痕跡の中に兄、槐のものがあった
「……なんで、いや、でもっ、」
思わず口をついて出た言葉に泉見と脊古が反応する
「先輩?何か知ってるんですか?」
「苑良くん、もし何か知っているなら、教えてくれないか?」
「……、」
自分の兄がやったかもしれないです、なんて、とても言えなくて、2人から顔を背けてしまう
「…先輩、今回のことと関係があるのなら、言える範囲でいいので、教えてください」
こちらを気遣うように、でも情報をしっかりと求める真っ直ぐな声に、喉が震えた
「……この、封印を、…ッといた人に、心当たりが、ある…かも、しれない、、」
もし違ったら、いや、きっと槐が関わってはいるのだろうけれど、確実では無い、と、逃げ道を作ってしまった
「……わかりました、ありがとうございます」
それでも泉見は優しく微笑んでくれた
「……、」
──────
──
─
ボスに、最後の一撃を食らわせる
『ガハァッ…!!』
「…おい。」
もう回復する余力もない、あとは消え去るだけのサミジナを見下ろして低く問う
「御剣槐……俺の兄を、知ってるか。」
『ガフッ…はっ、…答えてやる、義理は…っない…!!』
「……そうか。」
それを最期に、首へ剣を振り下ろした。
────
戦利品をそれぞれ確認し、割り振る。
その間も俺の脳内は槐のことで埋まり脊古さんたちへの返事が疎かになってしまっていた
戦闘前のこともあってか深く聞かれなかったのが幸いだ
でも、いつかは話さなければいけないだろう。
我が兄の罪と、俺の目的と宿命。
もしかしたら俺一人では知りえなかった真実が見つかるかもしれない
兄の目的や御剣分家である我が家の秘密…
なにか…わかるかもしれない……
#自探索者
ゆむ。
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#腐向け注意!
テリー・オスト
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