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赤城side

赤城「ロウ…」

今日病室にいるのは僕だけだ。皆仕事があるらしい。中々起きないロウ…。

赤城「早く起きてよね…。」

そう呟いた時,ロウの体がぴくりと動いた。急いで先生を呼びに行く。先生がロウを見てくれている間に仲間たちへと連絡をする。すると先生に呼ばれた。

先生「落ち着いて聞いてください。小柳さんは…記憶喪失です。」

赤城「え…?」

言葉が出ない。ロウが記憶喪失…?

先生「しかし記憶喪失といっても記憶を戻す方法はあります。思い出話をしたり,思い出深い物を見せたり…。」

ほっとした。僕達が頑張ればいつも通りの生活に戻れるんだ。1番不安なのはロウだから。僕達が頑張らないと…。すると仲間たちが来た。

星導「ウェン…!!」

叢雲「ウェン!!!」

赤城「皆…!」

伊波「ロウの様子は…!?」

緋八「ロウ…!!大丈夫か!?体に異常は!?」

赤城「あ…!」

小柳「……あんた達誰…?」

佐伯「ロウくん…??」

赤城「待って待って!!とりあえず僕が説明するから!!」

困惑しているみんなに先生が言っていた事を話す。ロウが記憶喪失なこと。記憶は戻ること。

宇佐美「記憶喪失か…。」

叢雲「おい星導!!お前記憶喪失だろ!?どうすればいいかとかわからんのか!?!?」

星導「わかんないよ…!!今でも記憶なんて取り戻せてないんだからさぁ…!!」

叢雲「はぁ!?星導お前が1番よく分かっとるやろ!?何かないんか!!」

星導「だからわかんないんだよ!!」

赤城「2人とも落ち着いて…!!!」

こうなってしまうのも仕方がない。けど本人の前で喧嘩なんてダメだ。テツとリトが2人を抑えてくれた。するとロウが口を開いた。

小柳「……とりあえずあんた達質問に答えてくれる?」

伊波「あぁそうだったね…!!」

ライが僕達の説明をする。僕たちは同期でヒーローであること。今までやってきたこと。色々話した。僕達はとりあえず自己紹介もした。

緋八「どうや?少しでも思い出したか…?」

小柳「全然」

緋八「そうか…。」

星導「…小柳君ほんとに覚えてないんですか?」

小柳「覚えてるのは自分の事だけ,後は覚えてない。」

星導「…。」

病室内が静まり返る。空気が重たい。

緋八「とりあえずロウの安否もわかったし良かったとちゃうん!?先生ロウはこれからどうしますか?」

先生「1度検査を行いたいので数日は入院したままの状態となります。検査が終わったら退院してもらって大丈夫ですよ。」

佐伯「退院したらロウ君はどうするの?」

宇佐美「記憶喪失って事はヒーロー活動もままならないだろうしな」

伊波「そしたら皆で交代でロウと生活するとか?」

叢雲「でもそれやと任務と被った時に一人になる時があるからダメやろ」

赤城「だったらシェアハウスとかいいんじゃない!?楽しそうだし!!」

緋八「確かにそれいいな!!でもシェアハウス出来るとこなんか…」

宇佐美「本部に連絡してみたら手配してくれねぇかな。」

佐伯「わんちゃんあるかもしれないね!!」

伊波「俺連絡入れてみるよ!!」

着々と話が進んでいく。ロウはあまり乗り気ではなさそうだがこれも全部ロウのためだ。さっきからるべが喋っていない。どうしたのだろうか。下を向いて何か険しい顔をしている。その後無事シェアハウスの意見は通り少し会話し解散した。最後までるべは喋らなかった。これからロウの記憶を取り戻すためのシェアハウスが始まる───。

ヒーローが記憶を失った話

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