..誰かいるの、?
…..この家は私一人しかいない。なのにリビングから料理音といい匂いがする。両親がいるわけない。
…もしかして夢かな?
私はそう思いまぶたを再び閉じようとした。
すると玄関から
ガチャ
と音がした。
『….ッ..』
私は思わず息を56した。
今私が寝っ転がっている部屋は寝室。
寝室にはもちろん扉がついており、扉が薄らと空いていた。
なので物音を立てぬようドアの隙間からリビングを覗いた。
『!….』
…え?
どうして….居るの、?…
私が覗く扉の向こうには
イケブクロディビジョン
の3人が居た。
…何故、?どうして、?
いくら考えても
不法侵入
という言葉しか頭には湧かない。
..心臓がバクバクする、…
逃げろ
その一言が頭を通る
…早く、逃げなきゃ..こんな世界狂ってる、…!
私は逃げようと寝室からつながる廊下に出ようと立つと
不意に キィ…
と足音が鳴ってしまった。
…どうしよう、ばれたかも、..
冷や汗が出てくる..怖い、私は一体どうなってしまうのだろう。
思わず固まった体を必死に動かし足音を立てながら廊下を走る。
後ろから ひとつ..ふたつ、…三つの足音が聞こえる、
コツ..コツ…
『っ….』
怖い、..助けて、タヒにたくないっ…やめて、
恐怖で足が思うように動かない。
でも 逃げないと…. 足音がどんどん
近ずいてくる、
その足音は止まったかと思うと 何かが私の肩を
ポンッ
と叩いた
『ひっ….』
「..リビングはそっちじゃないぞ?」
…ああ、この声、…やっぱりそうだ、
..一郎さんだ…
..何故だろう 振り向いてはいけないって本能が言っている。逃げろって。
…
『はな、して..』
「?なんだ?」
『離して、!』
私は掴んでいる手をばっと振り払うと全速力で逃げた。
玄関まで..あと少し、
靴なんでどうでもいいっ…生きれれば、
ガチャ..
外だ、!
『….助けて、!』
私は小言のように小さく呟きながらシンジュクの街を素足で歩いた。
周りの人は皆こちらを見ている。
そんなことはどうだっていい、逃げれれば…
夢中で走っていると誰かに正面衝突してしまった、
『あ、す..すいませ..』
「!…..いえ、こちらこそすいません」
..あれ、?この声聞いたことある、..なんて言うか落ち着く声…じゃなくて、!
今は早く、逃げないと…
私は小さく頭を下げ、また逃げ始めようとした。
するとその声の主は
「待ちなさい」と私の腕を掴んだ
『っ…』
男の人はやっぱり力が強い、..
「…着いてきなさい」
『え、…あ、』
どうしよう、逃げなきゃ..でも引っ張られている腕のせいで逃げれない、
…このままついて行くしかないのかな、?
私は諦めついて行くことにした。
_一郎_
くそっ…逃がした、…!!
(名前)結構早いんだな…..
…ほかのやつに取られる前に取らないと、
弟たちのためじゃない、俺の為にもだ、
…待ってろよ (名前)
お前を必ず 俺のものにするから
..それまで取られるなよ?…取られたら…
「いち兄、(名前)さんが、!」
『..大丈夫だ。あいつなら必ず捉える。』
「!さすがにぃちゃん!..俺も頑張る!」
『おう!』
…すぐ 行くからな (名前)..♡
_?_
まさかこんなところであなたに会えるなんてね。
今日はついているのかもしれない。
それよりも沢山聞きたいことはあるがその怪我を治療しないとね。
..前のことも謝らないと。
….それよりも誰かから逃げてきたのかな?..嗚呼、聞きたいことは山ほどある。..何故あの時行ってしまったのかも..教えて欲しいな..。
..でもその前に 君が誰かに取られる前に早く自分の物にしないとね。
一二三くんと独歩くんも呼ぼう。
嗚呼…楽しみだ。またこうして
4人
で会えるなんてね。….存分に私を楽しませてね。
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