「元貴くん、一緒におでかけ行こっか」
叔母さんはおでかけと言っているけれどなんとなく分かっていた
僕はきっと今日、
“捨てられる”
そして、僕の予想は的中した
僕は大きなダンボールの中に入れられ、
人気の少ないところに放置された
まるで、捨て犬のように
最初は怖かった
ほんとに独りになってしまった
僕はもうこのまま死んでしまうのか
mob「毎日助かるよ、今日も仕事でストレス溜まってんだ、殴らせろ」
「ゴッ、バコッ、(殴」
mtk「いだッ…!泣」
叔母さんにもよく殴られていたから暴力振られるのは慣れてたけど
やっぱり辛い
そして僕は感情のないロボットのようになってしまった
通りかかる人に毎日のように殴られても、
涙すら出なくなってしまった
もう痛いとも思わない
いつ死んでもいい
なんなら死んだ方が楽なのかもしれない
そう思っていた
⁇?「君、すごい傷だね」
⁇?「僕のおうちおいで?」
⁇?「手当てしてあげる」