NOW「はいどうも皆さんNOWです!
今回は短い小説風にしてみました!
オチを想像してみてくださいね!
それではどうぞ」
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ある所に1つの王国があった。
皆が助け合い、そして支え合う素晴らしい国だった。
だからその王国はいつも平和だった。
国民もその平和が崩れる事は無いと思っていた。
あの時までは。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ある時新しい女王が即位した。
その女王の法律によって国は無法地帯へと化した。
ゴミはそこら中に散らばっており、片付けるだけでも精一杯である。
そして今日もゴミを掃除しに行く男が1人。
「今日もやけにゴミがいるな。」
そう言うと男はガムテープを取り出した。
そして門を開けて掃除を始めようとした時、
1人の背の低い男が話かけてきた。
「もう止めてくれないか…?こんなことは前の王は望んでないはずだ。
こんな労働環境、耐えられるはずがない!もうたくさんだ!」
男の声は随分枯れていてほとんど聞き取れなかったが大体こんなことを言っていた。
「おい。こいつを元の場所に戻しとけ。」
男が呆れ気味にそう言うとどこからか人が出てきて背の低い男を取り押さえた。
やがて背の低い男は見えなくなっていった。
少しして男は重い足取りと共にいつもより硬い門を押して国の中へ出向いた。
町には誰もいなかった。
さっきまでいたのが嘘みたいに、まるで幻覚を見ていたかのように消えていた。
「またか…まあゴミは叩けば出てくるものだから探すか。」
ガムテープを片手にそこら辺をうろつくとゴミは直ぐに見つかった。
「見つけた」
見つけたのは小学生くらいの男の子だった。
男の子は怯えた様子でこちらを見ている。
「すまないな。これもルールなんでな。」
男はそう言うと逃げようとする男の子の手を掴んで
持っていたガムテープで手足を拘束した。
すると男の子は
「ヤダッ!なんでこんなことするの?わざわざ従わなくてもいいじゃんか!」
と言った。
男は呆れながらも質問に答えた。
「それはな、女王様が定めた法律なんだ。だから諦めろ。お前らは人権がねぇんだよ。」
質問に答えたぞと言わんばかりにため息をつき、男の子の口を塞いだ。そして持ってきた檻の中に入れた。
「今日は幸先がいい。この調子で頑張ろう。俺は人権があるからな。
なんせここは」
170cmない男にゃ人権が与えられないんだからな。
苦笑いしながら暗い闇へと消えていく姿はまさしく死神の様だった。
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