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タカミチは3個の貝を入れた。合計、36個。
この時点でテンの2本目は確実にない。
なら2番のイタチ、3番のカケイ、4番のウグイスの誰かに夢水が渡る。
カケイはこの『人狼サバイバル』を既に3回経験しているという。
経験者はカケイのみ。他の参加者もうすうす気づいているはずだ。
カケイには、夢水を渡してはいけない。
テンは3個の貝を放った。カケイに視線を向けながら。
テンも気づいていたんだろう。「カケイは危ない」と。
イタチは2個の貝を放り、1本目の夢水を獲得した。
レッドシェルのアナウンスは無かった。
カケイの1個の貝は、ホワイトシェルだった。
おれはカケイに視線を向けた。カケイは微笑を浮かべていた。
41個からカケイはまた先ほどと同じように、3個の貝を入れた。
ウグイスも3個、シカマルも3個。タヌキは笑いながらカケイと同じように3個の貝を入れた。
全員最大の数で貝を入れていく。カウントは53。
また同じような状況だ。どうすればいいか必死に考える。
カケイには夢水を渡したくない。
ここはもう既に1本持っているテンかイタチに渡すか迷う。
おれはせめてもの3個を選んだ。カウントは56。
タカミチは3個を投入した。テンは1個で2本目を獲得した。
「悪いな。……リーチだ。」
テンが低い声で言った。
その声には怒りのような、憎しみのような、感情がこもっていた気がした。
少しにやけ面のイタチはカケイのように2個の貝を入れた。
カケイは3個、ウグイスは1個。
シカマルは大きな笑い声を発しながら3個の貝を放った。
「シカ。おぬし、相変わらずうるさいな。」
イタチの口調は少し昔の人を彷彿とさせた。
「こういう人間なんだよぉ!」
そのやり取りを横目で見ながら、タヌキは1個の貝を放った。
おれはまた考えた。考えすぎてもう眠りそうだ。
カウントは70になり、次の20の倍数まで10。
おれはもう考えきれず、最低限でもと1個を放り込んだ。
タカミチも1個。テンの「召喚」は免れた。テンは3個で75。
イタチはカケイには取らせぬというような顔で1個を放った。
カケイはまだ微笑を崩さず、2個の貝を入れた。
ウグイスかシカマルが1本目を取るだろう。
ウグイスは躊躇なく2個の貝を放った。カウントは80でウグイスが1本目を獲得した。
※追加ルール
・昼のゲーム「CJG」は投入された貝が100個に到達した場合、終了し能力者時間へと移る。
コメント
3件
みぅだよ🥀 この話、すごく頭を使う展開でドキドキした…!カケイにだけは夢水を渡したくないって気持ち、すごく伝わってきた。みんなが最大数で貝を入れてく中で、主人公が必死に考えるのに「考えすぎてもう眠りそう」って共感しちゃった(笑)。テンの「リーチだ」のセリフ、あの低い声に怒りとか憎しみが混ざってて、一気に空気が変わった感じがした。追加ルールで100個到達で能力者時間って…次どうなるのか気になる!続き、楽しみにしてるね🌙