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えー、めっちゃ面白いです!次が楽しみです!
【潔が災害孤児だったら】
※いろいろ捏造、細かいことは気にしないで
今日はあの日だ。忘れられもしない、俺から大切なものを奪った日。
―――
潔「はぁ…」
蜂楽「いっさぎ~!どうしたの?」
潔「わっ蜂楽!どうしたのって…何が?」
蜂楽「考え事してるのかなって!何かあった?」
潔「…なんでもないよ」
蜂楽「ふ~ん…?」
潔「…ほら、トレーニング行こうぜ!」
蜂楽「あ、うん!」
まずい、今日は集中できない。トレーニングも、しっかりできる自信がない。ぼーっとしすぎて蜂楽にも気を遣わせてしまった。俺がぼーっとしている理由はただ一つ。今日が、あの日だから。一生忘れられない、あの日。思いでのつまった家が崩れゆく光景。俺をかばって倒れた両親。砂ぼこりと鉄のような匂い。全てが頭にこびりついて離れない。全てが鮮明に、永遠に脳内でループしている―
蜂楽「…さぎ、潔!!」
潔「―えっ、あ…なに?」
蜂楽「なに?じゃないよ~。潔、今日なんか変だよ?」
千切「そうだぞ、」
潔「あれ…千切?いたっけ?」
千切「はぁ?お前らがトレーニングに来たときからいたっつーの。…トレーニングも集中できてなかったし、熱でもあんのか?」
そっか、俺トレーニングに来たんだった。
蜂楽「えー!大丈夫?」
潔「熱はないし大丈夫だよ笑、ちょっと集中できてないだけ。ごめんな、気遣わせちゃって」
千切「それは別にいいけど…体調悪いならちゃんと休めよ。体壊したらシャレになんねぇ」
潔「うん笑」
蜂楽「そういえばさ―」
グラッ
ふいに視界がゆれた。小さいゆれだったけれど、地震だとわかった。
蜂楽「わ、ちょっと揺れたね~」
千切「まあ、そこまで強くなかったしすぐ収まるだろ……潔っ!?」
潔「うっ…おえっ…うぐっ…」
気づくと俺は、倒れるように座り込み、吐いていた。気持ち悪い、気持ち悪い。あの鉄のような、血の匂い。それが両親から発されている…気持ち悪い匂い…なんで…なん…で…
そこで俺の意識は途切れた
蜂楽「ちょっ、潔大丈夫!?どうしよっ…どうしたら…」
千切「落ち着け!俺は人呼んでくるし、蜂楽は潔見とけ!」
蜂楽「うんっ!」
―――
潔「――ん―…ぁれ…?」
目を開けると、青い天井。ブルーロックの天井。…寝てる?なんで俺寝て…トレーニングしてたはずじゃ…そうだ、俺倒れて…
馬狼「!…やっと起きたか、ヘタクソ」
潔「あれ、馬狼…?なんでここに?」
馬狼「お前が吐いたからって俺が看病するように言われたんだよ!ここの奴ら看病すらまともにできねぇやつが多いからな、クソが」
潔「そっか…お前面倒見るのとか上手だもんな…ありがとう」
馬狼「別にうまかねぇよ!…つか、体調管理もまともにできねぇのか」
潔「体調不良ってわけじゃ…ないし」
馬狼「あ”ぁ?現に吐いてんだろうが」
潔「それは…」
ガラッ
蜂楽「いさぎ~!泣」
凪「潔起きたんだ、よかった」
潔「蜂楽と凪、玲央に凛、千切…?蜂楽はなんで泣いてんだ?」
蜂楽「潔が急に倒れるからでしょ!心配したんだからぁ~!!」
千切「心配かけさせやがって。あのあと大変だったんだからな」
潔「ごめん…」
千切「玲央が混乱してばぁや?さんに電話かけてたり、凪がミッフィーだったり、凛が目も当てられないような表情だったり…多分焦ってたんだろうけど。あと絵心が珍しく焦ってた」
潔「ちょっとよくわかんなかったけど…ごめん…」
凛「体調管理もできねぇクソが…そんなんで世界一になれんのかよ」
潔「だから体調不良じゃないし…」
玲央「じゃあ何なんだよ、体調不良じゃないのに吐くわけないだろ」
確かに、そうだ。けれど、今、上手く伝えられる自信がない。俺がいわゆる災害孤児であること。皆は受け入れてくれるのかな、ちゃんと、きいてくれるのかな、
潔「上手く…伝えられないだろうし、あんまりいい話じゃないけど、いい?」
凪「もちろん。潔の話だったらなんでも聞くよ」
潔「…俺は、災害孤児ってやつなんだ」
蜂楽「災害孤児…」
潔「東日本大震災、あったろ?12年前に。そこで…俺は親をなくしたんだ」
玲央「え、」
潔「そのあと俺は今世話になってる…伊世さんと一生さんに引き取られて…ここまで育ててもらった。幸せだった、けど、あの日の…お母さん達が俺をかばって倒れて…血をながしている光景、血の匂いがこびりついて離れないんだ、」
蜂楽「もしかして、今日地震あったから…思い出しちゃった…?」
潔「まぁ…うん……ごめんな、迷惑かけちゃって」
凛「パチッ(デコピン)」
潔「いたっ」
玲央「ちょ、お前病人に…」
凛「うるせぇ。なんでもかんでも一人で抱え込みやがって。人に頼れねぇのかよ」
凪「そうだよ、なんで頼ってくれなかったの、俺らは頼りになんなかった?」
潔「そんなこと、ない。けど、怖かったんだ。受けいられなかったら、どうしようって、皆もいなくなったらどうしようって、」
蜂楽「潔のばか!俺達が受け入れないなんてあるわけないでしょ!それに、俺たちはいなくなんないよ!」
本当に、いなくならないのかな、そんな保証…どこにもないし…
潔「ほんとに、ほんとにいなくならないのか?」
蜂楽「いなくならない!まだ世界一のストライカーにもなれてないんだから、いなくなるわけないでしょ!!」
潔「…そっか、そうだな、まだ世界一なれてないもんな、ごめん」
千切「『ありがとう』だろ、バカ潔」
潔「うん…ありがとう、皆!」
馬狼「ヘタクソは人に頼るのもヘタクソなんだな」
潔「面目ない…」
凛「…今度からは、ちゃんと頼れよ、」
潔「!…うん!」
凪「凛がデレた~」
凛「あ”?」
玲央「あ、戻った」
凛「デレてもねぇしもどったわけでもねぇわクソが!」
潔「www」
はい、今回は終わりです!
最後雑になってしまった…ノベル書くときのアドバイスなどあればお願いします
それではばいちゃ!