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もし潔!!

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2

【もし潔が災害孤児だったら】

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2023年06月04日

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【潔が災害孤児だったら】

※いろいろ捏造、細かいことは気にしないで


今日はあの日だ。忘れられもしない、俺から大切なものを奪った日。

―――

潔「はぁ…」

蜂楽「いっさぎ~!どうしたの?」

潔「わっ蜂楽!どうしたのって…何が?」

蜂楽「考え事してるのかなって!何かあった?」

潔「…なんでもないよ」

蜂楽「ふ~ん…?」

潔「…ほら、トレーニング行こうぜ!」

蜂楽「あ、うん!」

まずい、今日は集中できない。トレーニングも、しっかりできる自信がない。ぼーっとしすぎて蜂楽にも気を遣わせてしまった。俺がぼーっとしている理由はただ一つ。今日が、あの日だから。一生忘れられない、あの日。思いでのつまった家が崩れゆく光景。俺をかばって倒れた両親。砂ぼこりと鉄のような匂い。全てが頭にこびりついて離れない。全てが鮮明に、永遠に脳内でループしている―

蜂楽「…さぎ、潔!!」

潔「―えっ、あ…なに?」

蜂楽「なに?じゃないよ~。潔、今日なんか変だよ?」

千切「そうだぞ、」

潔「あれ…千切?いたっけ?」

千切「はぁ?お前らがトレーニングに来たときからいたっつーの。…トレーニングも集中できてなかったし、熱でもあんのか?」

そっか、俺トレーニングに来たんだった。

蜂楽「えー!大丈夫?」

潔「熱はないし大丈夫だよ笑、ちょっと集中できてないだけ。ごめんな、気遣わせちゃって」

千切「それは別にいいけど…体調悪いならちゃんと休めよ。体壊したらシャレになんねぇ」

潔「うん笑」

蜂楽「そういえばさ―」

グラッ

ふいに視界がゆれた。小さいゆれだったけれど、地震だとわかった。

蜂楽「わ、ちょっと揺れたね~」

千切「まあ、そこまで強くなかったしすぐ収まるだろ……潔っ!?」

潔「うっ…おえっ…うぐっ…」

気づくと俺は、倒れるように座り込み、吐いていた。気持ち悪い、気持ち悪い。あの鉄のような、血の匂い。それが両親から発されている…気持ち悪い匂い…なんで…なん…で…

そこで俺の意識は途切れた

蜂楽「ちょっ、潔大丈夫!?どうしよっ…どうしたら…」

千切「落ち着け!俺は人呼んでくるし、蜂楽は潔見とけ!」

蜂楽「うんっ!」


―――

潔「――ん―…ぁれ…?」

目を開けると、青い天井。ブルーロックの天井。…寝てる?なんで俺寝て…トレーニングしてたはずじゃ…そうだ、俺倒れて…

馬狼「!…やっと起きたか、ヘタクソ」

潔「あれ、馬狼…?なんでここに?」

馬狼「お前が吐いたからって俺が看病するように言われたんだよ!ここの奴ら看病すらまともにできねぇやつが多いからな、クソが」

潔「そっか…お前面倒見るのとか上手だもんな…ありがとう」

馬狼「別にうまかねぇよ!…つか、体調管理もまともにできねぇのか」

潔「体調不良ってわけじゃ…ないし」

馬狼「あ”ぁ?現に吐いてんだろうが」

潔「それは…」

ガラッ

蜂楽「いさぎ~!泣」

凪「潔起きたんだ、よかった」

潔「蜂楽と凪、玲央に凛、千切…?蜂楽はなんで泣いてんだ?」

蜂楽「潔が急に倒れるからでしょ!心配したんだからぁ~!!」

千切「心配かけさせやがって。あのあと大変だったんだからな」

潔「ごめん…」

千切「玲央が混乱してばぁや?さんに電話かけてたり、凪がミッフィーだったり、凛が目も当てられないような表情だったり…多分焦ってたんだろうけど。あと絵心が珍しく焦ってた」

潔「ちょっとよくわかんなかったけど…ごめん…」

凛「体調管理もできねぇクソが…そんなんで世界一になれんのかよ」

潔「だから体調不良じゃないし…」

玲央「じゃあ何なんだよ、体調不良じゃないのに吐くわけないだろ」

確かに、そうだ。けれど、今、上手く伝えられる自信がない。俺がいわゆる災害孤児であること。皆は受け入れてくれるのかな、ちゃんと、きいてくれるのかな、

潔「上手く…伝えられないだろうし、あんまりいい話じゃないけど、いい?」

凪「もちろん。潔の話だったらなんでも聞くよ」

潔「…俺は、災害孤児ってやつなんだ」

蜂楽「災害孤児…」

潔「東日本大震災、あったろ?12年前に。そこで…俺は親をなくしたんだ」

玲央「え、」

潔「そのあと俺は今世話になってる…伊世さんと一生さんに引き取られて…ここまで育ててもらった。幸せだった、けど、あの日の…お母さん達が俺をかばって倒れて…血をながしている光景、血の匂いがこびりついて離れないんだ、」

蜂楽「もしかして、今日地震あったから…思い出しちゃった…?」

潔「まぁ…うん……ごめんな、迷惑かけちゃって」

凛「パチッ(デコピン)」

潔「いたっ」

玲央「ちょ、お前病人に…」

凛「うるせぇ。なんでもかんでも一人で抱え込みやがって。人に頼れねぇのかよ」

凪「そうだよ、なんで頼ってくれなかったの、俺らは頼りになんなかった?」

潔「そんなこと、ない。けど、怖かったんだ。受けいられなかったら、どうしようって、皆もいなくなったらどうしようって、」

蜂楽「潔のばか!俺達が受け入れないなんてあるわけないでしょ!それに、俺たちはいなくなんないよ!」

本当に、いなくならないのかな、そんな保証…どこにもないし…

潔「ほんとに、ほんとにいなくならないのか?」

蜂楽「いなくならない!まだ世界一のストライカーにもなれてないんだから、いなくなるわけないでしょ!!」

潔「…そっか、そうだな、まだ世界一なれてないもんな、ごめん」

千切「『ありがとう』だろ、バカ潔」

潔「うん…ありがとう、皆!」

馬狼「ヘタクソは人に頼るのもヘタクソなんだな」

潔「面目ない…」

凛「…今度からは、ちゃんと頼れよ、」

潔「!…うん!」

凪「凛がデレた~」

凛「あ”?」

玲央「あ、戻った」

凛「デレてもねぇしもどったわけでもねぇわクソが!」

潔「www」




はい、今回は終わりです!

最後雑になってしまった…ノベル書くときのアドバイスなどあればお願いします

それではばいちゃ!

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コメント

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ユーザー

えー、めっちゃ面白いです!次が楽しみです!

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