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続きがたのしみです✨
都内某所にある、小さな一軒家。
カランカラン
「…いらっしゃい、今日はどないしたんや?」
「あ、あの…実は旦那が不倫してて…」
「そりゃ災難やな…とりまここに座り。ちょっと待っててな〜…神ちゃん〜!お茶用意して〜!」
「はいはいー!」
浮気 不倫調査や尾行などを主にし、時には弁護士も担当してくれたりする小さな事務所。
“向井事務所”
「それで…不倫というのは?」
今回の依頼主は大華さん。31歳。
「最近、旦那の帰りが遅くなってるんです。いつもなら仕事を定時で切り上げて早く帰るのに…」
「それもう確定じゃないですか。あ、お茶置いときますね」
「神ちゃんありがとう。」
「ありがとうございます…」
この事務所に居るのは2人。
向井康二と神山智洋。
この2人は先輩後輩関係である。(康二が後輩)
「…大華さん、証拠等ありますか?」
「あ、あります…これなんですけど」
「…大華さん、このブランドのものは持っていませんか?」
「持ってないです…そんな高いものなんて」
「じゃあビンゴやな…恐らくキャバ嬢に貢いでる可能性はあるな」
世の中にはキャバクラ嬢というのがいる。
たっかいお酒下ろしてもらって、それでお金を稼いで1位を争うって感じやな。
アフターってのがあって、そのアフターの時に買ったものっていう可能性はある。
「…巧妙な手を使う人は尾行などにはすぐ気づく…」
「そうです…亮平は気配とかに敏感ですぐ気づきます…」
「じゃあ潜入捜査やな。でも、1回旦那さんの事尾行します。」
「はい…」
「大華さん、大丈夫です。康二は今までに3桁を超える不届き者を成敗したんですよ!」
「はははっ笑」
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