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俺は観念した。
ズボンと、それから下着を脱いだ。こんなんなら、体をもっと鍛えとけばよかった、とか、馬鹿なことを考えた。シャツを伸ばして、前は隠すが、所詮は無駄な努力だ。前を見られるのと、尻から物を出すのを見られるのと、どっちが恥ずかしい?誰かアンケートを取ったら知らせてくれ。
ついでに靴下も脱いで、シートの上にしゃがみ込む。
「…目の前で見なきゃだめなんですか?」
男は首だけを動かして同意する。
「しゃがんでるんじゃ、だめだ。何かトリックを使っててもよく見えないからね。さ、お尻をこっちに向けて、四つん這いになって」
何を言っているんだ、この男は…。もしかしたら、とんでもないヘンタイなんじゃないのか。
「さ、さ。早くしなさい。ほら、さあ」
仕方なく、俺は尻を男に向けて、四つん這いになって尻を広げる…
「はぁ…。あんまり見ないでくださいね」
そう言って、俺は力んだ。
来る…出てくる…
ボトリ。ボトリ…ボトボトリ。
シートの上に、金の塊が落ちた。今回は、いつもよりまとまりがない形のようだ。