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間柄に名前をつけるなら

67 - 第3章 気づきたくない気持ち 第67話

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2025年08月29日

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玄関先に着くと、ちょうど亮がドアを開けて出てきた。

「おー、二人一緒か。雨に降られたんだろ?」


悠真が苦笑しながら傘をたたむ。

「まあな。途中で雨宿りしてた」


「妹を濡らさず帰すとか、さすがだな悠真」

亮がにやりと笑う。

「ち、違うから!」

咲は思わず声を上げ、視線をそらした。


悠真は「また来る」と短く言い、軽く手を上げて背を向ける。

濡れた背中が夕闇に溶けていく。


その姿が見えなくなるまで――咲は、胸の奥の高鳴りを押さえきれずに立ち尽くしていた。

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