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うーん、そうすると、たこ焼きとマヨ野菜を売るのに人手が足りないなぁ…
どうしたもんか、と考えながらシャロン宅に帰ると、中に薄紫のウェーブの髪の女の子が居た。
だ、誰だ、あの美少女は!?
「あ、マコトさん、お友達のヨシュアちゃんです!
家を見たいというので、誘ったんですけど…」
シャロンが言う。
ヨシュアちゃんがぺこりと頭を下げた。
「あぁ、そうかそうか。
もちろん、いいよ。
そういえば、シャロン、マヨネーズ販売所の人手を増やしたいんだけど…」
「え…!
あのぅ、それなら、私を雇っていただけませんか…?」
ヨシュアちゃんが言った。
「え、いや、いいの!?
大歓迎だよ!
給料は売り上げの10%でどう?」
「ありがとうございます!
それで、大丈夫です!
良かった、これで弟の薬が買えます!」
ヨシュアちゃんとシャロンは手を取り合って喜んだ。
良かった良かった!
そうして、マヨネーズ販売所は超順調だった。
そろそろ、勝負が始まって1カ月経つが…
そして、1カ月のその日、新市長のダルクさんが間に入って売り上げが発表された。
「マコトさんの売り上げ、55万エラ!」
おぉー!と、街の人たちから歓声が上がる。
「対して、ライアさんの売り上げ、65万エラ!」
またしても大きな歓声が上がった。
そして、俺は負けたのだ。
最初の1カ月の結果といえど、馬鹿にはできない。
出だしが負けているという証拠なのだから。
「くそぅ…!」
俺は地面の石ころを蹴った。
「マコトさん、出だしは僕の勝ちだね。
でも、まぁ、このまま勝ったんじゃおもしろく無いからさ。
頑張ってよね。」
そう、余裕そうに言われた。
くそ、くそ、くそ!
俺は打ちひしがれた。
やっぱり、マヨネーズだけでは限界があるんだ、と。
向こうは、陶器に加えて野菜でも売り上げをあげているのだ。
となれば、こっちは…!?
どうする…!?
俺は部屋に篭ってその日一日考えた。
多少裕福になったと言ってもこの街はまだまだ貧しい。
そんな街に必要なのは…?
そうだ!
アレだ!!!
俺は閃いて、ビールとたこ焼きを持ってゲンさん宅に向かった。
「ゲンさん!」
「もー、何じゃあ!
まぁた、お前か!」
「これ、ビールとたこ焼きです!」
「ふむ、まぁ、上がるか?」
「ありがとうございます!」
「ところで、ビールとは?
エールと違うのか?」
「エールはフルーティーでコクがあるのに対して、ビールはが軽くて爽やかな味が特徴なんです。
まぁ、飲んでみてください。
いけますから。」
俺はビールをコップに注いだ。
そのコップはライアの陶器だった。
ライアめ!
ゲンさんにまで!
#もふテロ