夢主→『🌸 』(お好きな名前を当てはめて読んでください)
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私がまだ6歳の頃。いきなり両親から”新しい家族だ”と言われて紹介された私より小さな男の子。
金髪で青い瞳の、 非常に整った顔。
「………」
『えっと…わ、私🌸って言うの。あなたの名前は?』
たどたどしくもその男の子に自己紹介をする。
すると、その子も恐る恐る口を開いた。
「ミ…ミヒャエル……」
可愛い。
非常に可愛い。
それがこの時1番に思った私の気持ちだった。
それから私はミヒャのことを愛でまくり、それに答えるかのようにみひゃも少しずつ私に甘えてくるようになった。
そしてそこから数年が経ち、私が16歳、みひゃが14歳になった。
最近みひゃに身長を少し抜かれていて、大きくなったなぁと思う。昔はあんなに小さかったのに。
でも大きくなっても可愛いのは相変わらずで、私もそんな弟を未だに溺愛していた。
でも最近困ったことがひとつ。
『みひゃ〜、そろそろ寝よう。』
「ん。…今日も一緒に寝るのか」
『え、嫌?』
「…はぁ……いつまで一緒に寝るんだ?
姉弟だとは言っても、この年頃の男女が寝室を共にするってやばいだろ。流石にそろそろ1人で寝ろよ」
そう、最近我が弟は何故か私に冷たい。反抗期だろうか。
まぁそれでも可愛いのはかわらないが、お姉ちゃんちょっとショック。
『え〜、そうかな?別にいーじゃん姉弟なんだし!』
「…やっぱり今日は一人で寝る」
『えっ?!そう言って昨日もその前の日も一人で寝たじゃん!!もう限界!むり!!一緒に寝る!!』
「駄々こねてるガキかよ。いい加減ひとりで寝れるようになれ」
『んんん……』
仕方ない。こうなればもうみひゃが寝たあとに布団の中に潜り込むしかない。
ということで自室の布団の中でその時を待った。
もうみひゃが寝たかな?という辺りで部屋を出て、みひゃの寝室に向かった。
( キィ…🚪
みひゃの部屋を開けると、みひゃはまだ起きていた。
でも幸い、ドアには背を向けて何やらスマホを見ているようで、私がドアを開けたことはバレていないようだつた。
そしてしばらくみひゃの様子を伺っていた。
「〜〜…♡……〜…〜〜〜…♡♡」
どうやら1人でなにかブツブツ話している。
何を話しているのだろうと思い、ドアをもう少し開けて近づき、耳をすませる。
「本当クソ可愛いな…ぁ゛〜 、やっぱり一緒に寝なくて正解だった。」
一緒に寝なくて正解?
ということは私の事?
というかさっきからスマホで何を見て___
『え、』
私のその声でみひゃがバッと振り返った。
「…な、」
「…何してる」
ただでさえ大きい目をもっと大きくし、ものすごく驚いたような反応をしたが、直ぐにいつものみひゃに戻った。
『えっ…と、』
『な、なんでもない…』
一緒に寝ようと思っていたが、みひゃが”あんなもの”を見ていたから気が引けてしまった。
「やっぱり一緒に寝たいのか」
『ゃ……えーと…』
図星だ。
元々本来の目的はそれだった。
…でも
「……見たのか?」
『な、何を?』
みひゃは”俺のスマホの中身を見たのか”と聞きたいんだろう。
でもここは敢えてしらばっくれることにした。
だってみひゃがあんな…
私の裸の写真や着替え中の写真を見てるなんて思わなかったんだもの。
「はぁ…」
“仕方ない”とでも言うようにベッドから降り、私に近づいてきた。
そして私は反射的に後ずさる…が、
( ドンッ、
扉を閉められ、ドアをバックに壁ドン状態。
「見たんだな。」
『…ぃ…ぃゃぁ…』
みひゃがこちらを見透かしたように見つめてくるものだから、本能的に目を逸らしてしまう。
「…ならもうこの際はっきり言おう。」
「俺は、」
「お前のことを女としてみてる。」
『そ、そりゃ私は女だし……』
ここまで来てもまだ私ははぐらかそうとする。
だって今までのみひゃとの関係が壊れてしまうのが怖いから。
「そうじゃない。姉や家族としてじゃなく、恋愛対象として…1人の女としてお前が好きだ。」
そんなことを言われても反応に困る。
みひゃは私の弟であって、それ以下でも以上でもない。
『でも私は……みひゃのこと今更男として見れないもん…』
「……ならそう見させてやる。」
そう言い、私の手首を引っ張ってみひゃのベッドの方に連れていかれた。
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🔞
「ちょ、みひゃ…っ、」
抵抗しようにもみひゃの力が強すぎてビクともしない。
こんなの、私の記憶の中のみひゃと全然違う。
手はもっと小さかったし声も高くて、いつもお姉ちゃんって愛らしく微笑んで私の後を着いてきた。
なのにいつからこんなに手が大きくなったの?
いつからそんなに声が低くなったの?
もうお姉ちゃんとは呼んでくれないの?
そう思うと目の前のみひゃがいきなり、「可愛い弟」ではなく「男の人」に思えてきた。
『まってみひゃ…、!!』
どう呼びかけてもみひゃは反応してくれない。
あっという間にベッドの上に寝転がらされ、みひゃの大きな手で、私の手首を頭上で固定された。
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