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めっっっっちゃ息抜きの作品なんで、全然ストーリーこだわってません!!!!
最近転生物よく見るからそれ系統で作ってみた。
プロローグのみ!
人気あったら続き作ろっかなー程度の作品やからそこんとこヨロ(`・ω・´)スク!
タイトルは、つけるなら…
「次元の不幸者の才能は全てカンスト!?」
まぁ、あくまで仮のだからね!(仮)
ここは?……!?
そう声を出そうとして、声を出せないことに驚いた。
なんなら、体はもはや無かった。
「ようこそ、天界の間へ」
途端、男の声が響いた。
声だけで見れば、20代にも満たない若い声だ
「おや、その様子では、ご自身がなぜ死んだか覚えてないようですね」
…死んだ?俺が?
そう言おうとして、声が出ない事を思い出した。
謎の声が言うに俺、夏田芳樹(なつだよしき)は享年35歳、部屋の中で誰にも看取られず、亡くなったらしい。
…とてもじゃないがすぐには理解できない話だ。
「そうでしたら、亡くなる前のお姿に一旦、戻しましょうか、私も体を用意しますのでゆっくり話すとしましょう」
そうして下を見ると、引きこもり特有の白い肌、足にできた火傷の痕、ゲームのやりすぎで手にできたタコ。
間違いなく俺の体だ。
そうして自分の体を見ているうちに、目の前で白い光が輝き、一般的に美少年と形容されるような……美少年がでてきた。
「ふぅ、やはりこの姿は慣れませんね…」
俺がその姿に見とれているうちに、その少年は俺の方に近づいてきた。
「それでは、ゆっくりと話をしよう」
※流石に長いので省略
「理解出来ましたか?」
「あぁ、何となくはわかった、それで、なんで俺はこうやって呼び出されたんだ?」
「それは、私が管理している次元である『アストラ』に今回、”王”が現れた為、それを討伐する…そちらの次元で言う”勇者”が必要なためです」
まてまてまて、色々と知らない用語が飛び出して来たぞ、とりあえず…
「色々聞きたいのですが、まず次元とは?」
「次元はいわゆる『宇宙』そのものと言った感じでしょうか、もちろん人類は地球にしか存在しないため、厳密には、それぞれが独立した進化を遂げた『地球』となります。私が管理しているのが『アストラ』その他にも次元の管理者がそれぞれの名前を持った次元を有しています」」
「2つめに、”王”と言うのはいわゆる”魔王”という認識で大丈夫なのか?」
「はい、私たちは便宜上、”王”と読んでいますが、そちらの次元で一般的に考えられる魔王と全く一緒です。それに、こちらの次元でも魔王と呼ばれていますね」
「最後に…俺が勇者だって?」
「そうですね、勇者…と言うよりは害虫駆除でしょうか」
まるで意味がわからんぞ!?
「少し話がズレますが、私たち次元の管理者はそれぞれの次元を有しているというのはお話しましたね?それには理由がありまして、それぞれの次元にはもちろん人が居て、それぞれに得手不得手が存在します。その中でも、『その次元に存在しない』事が得意な者たちが居ます。その者達のことを、『次元の不幸者』なんて言ったりしますが…今回のように”魔王”が現れた時に、その者を1人選び出して”駆除”してもらうんです」
「つまり?俺がその『次元の不幸者』ってこと?」
「はい、あなたは全ての属性の魔力の才能がとても…では言い表せないほど高いです…まぁ、魔力の才能の検査しかしていないので他の才能がどうかは分かりませんが…」
「魔力ってのは火とか水とかの?」
「それです!そこで、やっと本題なんですがいくら才能があるとはいえ『異次元人』、いえ『異世界人』なので、いきなり上手く使いこなせる訳無いんです。そこで、上手く使いこなせるようにスキルを与える必要があります」
おぉ!まじかよ!
「スキルは、私が指定したものと、あと3つほど考えてもらいます。ですが、あまりに強力なものや世界にそぐわないものとなると、私の力を超えてしまいますので、止めさせていただきますね」
スキルかぁ、どんなのがいいかなぁ…
※数分後
これでいくか!
1 アイテムボックス 【定番】
何時でもアイテムを呼び出せ、取り出せる異次元の収容箱。容量無限
2 異世界交流術 【陰キャ用】
どんな種族でも話すだけで警戒心を削ぐことが出来る。ただし、無条件で人類に敵対している魔族などは例外。
3 鑑定眼 【これも定番】
植物、動物、人間、魔物などを鑑定眼を使用してみると、ステータスを数値で確認することが出来る。植物などは市場の平均価格やそれを使って出来るポーションなどを確認可能。
うん!我ながらいいセンスだ…
「分かりました、この3つですね、では私が指名したスキルも紹介しますね」
1 異世界言語自動翻訳
『アストラ』の言語に限り、”全て”の言語が翻訳され、こちらから話す言葉や文字も相手に伝わるようになる。
2 魔力効率運用
魔力をより効率的に運用することによって、魔法を使う際の魔力消費を3分の1に減少し、魔力回復の速度も3倍になる。
3 翡翠眼
魔法陣の構造を1度見ただけで理解し、使用することが出来る。また属性毎の魔力を視ることが出来る。
めっちゃいいやん!凄いスキルばっかやで!
「あと1つ言い忘れたことが、転生の時はそのままの体で行きますか?それとも新しく創りますか?」
正直、この体は好きになれない。今までの俺の生活が全て映し出されているから…。
でも….だからといって新しい体に馴染むのも大変だろう…だから…俺は…
「そのままで大丈夫です」
「分かりました、では予め傷跡や汚れなどは無くしておきますね。」
「…あとムダ毛って無くせます?」
「おっけーです」
「それでは、これから王都べラードの近くに飛ばしますから、着いたら周りを見れば大丈夫です。門などで引っかかっると思いますが、予め私の信徒に啓示を入れておきますので、大丈夫です。こう見えて向こうの世界じゃ信仰厚いんです。各地に私を信仰している教会があるので困った時は教会で祈っていただければまた会えますよ」
何を自慢してんだと、口に出そうになったが言わないようにした。
「それでは、『勇者様』よろしくお願いしますね」
これが、俺の物語の始まりだ。