布団から出たくないでごさる()
今回の主人公は魔王側の幹部、つまり中間管理職ってやつ
転生物とかではなく、日々の苦悩とかを描いた日常物かな?
面白くなりそうだなぁ!
これも人気が出たら連載しよっかなー。
俺は、ライネル・アルバーン
バハムート族のアルバーン家当主である。
アルバーン家は代々、魔王様の側近として魔王城の管理から書類仕事、城の魔族達の養成など様々な業務をこなしてきた。
私の祖父であるアルナ・アルバーン様はその実力から、一時期は代理魔王としてその腕を振るったと聞いた事がある。
そんな家の当主として今、切に願うものがある。
休暇だ!!!!!!
バハムート族は『龍神』の2つ名を持つように、他の龍族よりも圧倒的に早く空を飛ぶことが出来る。
これは、自分の行きたいところにすぐに行けるという利点があるが、私の場合、魔王城と他の種族の長達の城を行き来して業務連絡や会合の連絡をさせられている…
ハッキリ言おう、雑用だ。
ただでさえ、休日を返上する勢いじゃないと終わらないほどの書類事務なのに、肝心の休日にも空を飛び回らなければいけないなど、休日の意味が無いではないか!
労働法はどうしたんだ!!
しかし、家に帰れば別だ。
私の苦労を理解してくれている父上が書類仕事を手伝ってくださったり、弟、妹達も私を気遣ってくれる。
何度か、魔王様に仕事の振り分け案を打診した事があるのだが、結局聞き入れることは無かった…
魔王のリンネ・シルベスタ様は私の祖父の代からその座についている方だ。
だからこそ、アルバーン家に多大な信頼を置いて下さっているのだと、頭で分かっていても、体はそれを否定するのだ。
私はどうすれば良いんだ…
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