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前回のハート押してくださった方々ほんとにありがとうございましたッッッッ😭💘

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ドアを開けるとカーテンから少し部屋に光が差し込んでいた。

この部屋に入ったのはいつぶりだろうか。

机の上にはノートパソコンと沢山の資料の山

そして

俺と春ちゃんのツーショットの写真が丁寧に写真たてに入れられ、机の上を彩っていた。

蘭「ははっ、、」

ついつい笑いが込み上げてくる。

あるひとつの感情を殺そうとして。

春千夜が死んでから俺はこの部屋に入っていなかった。

改めてこの部屋を見るのは久しぶりだった。

着替えのシャツ、ネクタイ、タオル……

蘭「これって、、」

椅子にかけられていたのは今自分が来ているのと同じお揃いのパーカーだった。

そして机の上に手帳も置いてある事に気づいた。

そういえば春ちゃん日記つけてたっけ。

見てはいけないとわかっていたが、俺はその手帳に手をつけ、ページをめくった。



○月○日

今日は珍しく蘭が先に起きていた。

蘭が朝ごはんを作ってくれて俺を待ってくれていた。

俺は蘭の作ってくれるご飯が1番好きだ。

どんなご飯よりも。

1番好き。

仕事帰りにモンブランでも買ってきてあげよう。

喜んでくれるといいな。


○月△日

今日は仕事で少しミスをしてしまった。

帰ってから蘭に相談すると優しく抱きしめてくれた。

「誰でも失敗はあるから大丈夫。春千夜すっごく頑張ってるよ。」

そう言ってくれた。

俺は涙が止まらなくて気ずけばそのまま寝てしまっていたらしい。

やっぱり蘭は凄い。

いつもありがとう。


○月×日

今日は蘭の様子が少しおかしかった。

どうやら竜胆と喧嘩してしまったらしい。

ひとまず蘭に喧嘩の理由を聞いてみると喧嘩の理由は任務の事についてだった。

ふたりが納得して貰えるような案が思いついたのでマイキーに提案してみようと思う。

蘭は気持ちが落ち着いたのか「自分が言い過ぎてしまった。」と反省しているようだった。

俺はいつも蘭がしてくれる事をした。

蘭は少し驚いたような顔をしてから、ぽろぽろと涙を流していた。

相当自分のことを責めているんだろうと感じた。

見ているこっちもきゅっと心が苦しくなる。

ぽろぽろと涙を流す蘭を見ながら俺は優しく背中をさすってやった。

五分ほどだった頃だろうか。

蘭はすぅすぅと寝息を立てながら眠っていた。

蘭を抱っこし寝室に向かう。

そして蘭を下ろし、マイキーの部屋へと向かった。

マイキーの部屋に着き任務の案について話した。

マイキーは無事許可を出してくれた。

この案なら2人が納得してくれるだろう。

明日の朝の会議で言おうと思う。


○月♢日

今日は昨日の案を皆に言った。

みんな賛成してくれてほんとによかった。

その後、蘭と竜胆は無事仲直り出来たようだ。

仲直りの証にスイーツ店へ行くらしい。

楽しんで来て欲しいと思う反面、自分も行きたい、という感情がでてきた。

蘭達が帰ってきたから聞いてみるとすごく美味しかったそうだ。

「次は春ちゃんとだからね〜♡♡」とルンルン気分でお風呂場へと向かっていった。

相当美味しかったのだろう。

楽しみだな。


○月☆日

今回の任務は無事に生きて帰って来れるか分からないそうだ。

でもこの任務に行かなければ今後の梵天が危ういらしい。

それなら行くしかないんだ。

でも。

この任務に行ったら。

もう蘭や竜胆、九井に鶴蝶、マイキーにも会えなくなるかもしれないのかな、?

そんなの、、

まだやりたいこと沢山あるのに、。

……

明後日の22時から任務開始だ。

それまでに出来るやりたい事でもしておこう。

もし、

そんな現実が起きてもいいように、。

蘭はさっきお風呂に行ったみたいだ。

バレないようにしなきゃ。

絶対に。

なにがあっても。

マイキーも他メンバーには言わないと約束してくれた。

死んだらどうなるのだろう。、

死んだら、どこに行くのだろう。

怖い。

怖いよ。

誰か。

助けてよ、。



そこで日記は終わっていた。

そのページには水をこぼし自然乾燥してあるようなシワがあった。

ぽろぽろと自分の目から涙が出てきた。

蘭「止まれッッ、止まれぇっ、、、ッグスはるちゃんっ、あいたいよぉっ、、会って抱きしめたいっ、笑顔を見たいッッ、。」

「うわぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ッッッッッッ」

俺はただ止まらない涙と、この耐えられない気持ちにただひたすら押しつぶされていた。






終わりです!!蘭ちゃん苦しんでるのめちゃ好きなんですよね、😇(急)よければハートお願いします🙇💦

コメントしてくださった方ほんとにありがとうございます💫💖

あの花が枯れる前に君と もう一度春をみたい。

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