テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
77
8,723
6,528
朝。
らぴすは誰よりも早く起きていた。
腕には掻き壊した傷。
昨夜もほとんど眠れなかった
それでも兄達には心配をかけたくない
lp「……だいじょうぶ」
そう小さく呟いて部屋を出た
するとリビングには既に心音がいた
so「おはよう、らぴす」
lp「おはよ、しおにぃ」
so「ちゃんと寝れたか?」
lp「う、うん」
so「目の下のクマすごいぞ」
lp「だいじょうぶだから……」
心音は少し眉を下げた
だが無理に聞こうとはしなかった
そこへロゼがやって来る
rz「らぴす、おはよう」
lp「ろぜにぃ、おはよう」
rz「朝ご飯できてるぞ」
lp「あとで食べる……」
rz「またか 」
ロゼの顔が曇る
最近のらぴすはほとんど食べない
兄達は気づいていた
だが理由までは知らない
しばらくして全員が集まった
li「今日動画撮るんだろ?」
ml「そうそう!」
mk「らぴす、大丈夫?」
lp「だいじょうぶ……」
全員「大丈夫じゃない」
lp「え?」
五人の声がそろった
ml「顔真っ白」
li「細すぎる」
rz「ちゃんと食べろ」
mk「無理してるでしょ」
so「俺達に隠してることないか?」
らぴすの肩がびくっと震えた
ある
いっぱいある
だけど言えない
言ったら迷惑をかける
嫌われるかもしれない
lp「な、ないよ……」
so「そうか」
心音はそれ以上追求しなかった
しかし兄達の表情は晴れない
その日の動画撮影中も
らぴすは笑っていた
兄達を安心させるために
だけど撮影終了後
急に立ち上がった瞬間ーー
ぐらっ。
視界が大きく揺れた
lp「あ……」
ドサッ。
ml「らぴす!?」
mk「おい!!」
so「らぴす!!」
兄達の焦った声が部屋に響く
意識が遠のく中。
らぴすは思った
「ごめんね、みんな」
「まだ秘密……隠したかったのに……」
そして静かに目を閉じた
ーー続く
Next❤300、🌾4
コメント
5件
さいこーう✨だよ! 続き楽しみ!いいねも押しといたから!
待って待って最高、神すぎるよぉっ、、! 続き待ってるねぇ!🥹💕
「だいじょうぶ」って何度も繰り返すほど、本当は大丈夫じゃないんだなって胸が締め付けられました。兄たち五人が揃って「大丈夫じゃない」って言ったシーン、一気に涙腺来ました。隠したくても隠しきれない痛みが、らぴすの細い肩にのしかかってるのが伝わってくるようで。倒れる直前の「ごめんね」にも切なさが詰まってた……続きがすごく気になります。大切に読ませてもらいますね🖤