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エセ関西弁注意
『ぅッ、、あ、ッ、、ぐすっ、ごめんッ、』
帰った事による安心感か、我慢していた涙のダムが崩壊してしまった。
「うん、たくさん泣きや。」
その言葉にさらに安心感を覚えてしまった
明後日
これまで一応、バレはしなかったが、、凛太郎くん曰く危なかったこともあったらしい。船を乗るところまでは凛太郎くんが送ってくれた。わざわざ休んで
『ありがとう、本当に!、凛太郎くん!!』
「ええんよ、気にせーへんで。ほら、船行ってまうよ?」
『わっ、じゃあ!またね!凛太郎くん!!』
「おん!またな!!」にっ
さて、無事船に乗れたわけだが、どうしようか、、スマホ自体はお家に置きっぱだったお陰か無傷。とりあえず雨に連絡。
神酒視点
行ってしまった。大丈夫や。絶対晴明くんなら戻ってくる!!めそめそすんなや!!僕!!
晴明くんの背中を見送ると、他にも乗る予定の人がいるのか。乗っていった。だけど僕は見逃さなかった、、あの背中を、忌々しい黒ジャージの男を
「!!!!!くそッ、!!」
晴明くんに連絡せな!!!そう思い携帯を取り出すところで倒れてしまった
バヂッ
コツッ、コツッ
あぁくそ、してやられた。あんた今授業中なはずやろ!!なんでおんねん!!!!
「まっててくださいね。愛しの晴明くん。、、♡」
「ぐッ……きもちわるいねんッ、このセクハラ野郎がッ!!!」
必死にそう声を紡いだ。
「おや、まだ喋れる余裕があったのですね。、、少し眠っていてください。明日には今日のこと全て忘れていますからね。」
くそっ、くそ!!!!
逃げてくれ!!晴明くん!!!!
晴明視点
…なんだか、呆気なくさよならになったな……せっかくいい教師になれていたのに。佐野くんにも、参組みんなにも、やっと認めてもらったのに。
あの後、雨に事情を説明した。打つ時に手が震えていた。文字を入力する度、泣きそうになった。それをどこから察したのか雨は、
「もう大丈夫やで晴、迎え行くからついたらおしえてな。」
泣き崩れてしまった。
「…可哀想にね 」
やっと着いたー!!!生まれ育った地!!!ひゃっふー!!
先程雨にもう少しでつくということを報告したので多分来るはずだ。
「!、晴!!!」
『!!!あッ、雨ぇぇ!!!』
思わず抱きついてしまった。久々の兄を見て他にない安心感を覚えた。やはり25年間一緒に暮らしてきたからであろう。
「晴、怖かったな。嫌やったな、、もう大丈夫や。俺が守るからな!」
『雨ッ、うん!!ありがとう!』
ブラコンでも、頼れる兄ということにはかわりない。
「そんじゃ行こか。大丈夫や、車で来てん。せやから万一あいつら追ってきてたとしても大丈夫や 」
車乗車
「…なぁ晴。一体何があったんや?LINEでは監禁されて今こうなってるって事だけ教えてくれたやん?あ、嫌やったら無理に言わんくてええよ!!」
気を使ってくれてありがたい!!が、これは一応言っとくかな、
『大丈夫だよ。えっとね、、多分1ヶ月ぐらい前に、LINEで言った蘭丸さんって人に連れ去られちゃってね。その後、、ぅ、、む、無理矢理そのまま、』
「!、もう大丈夫やからな。言わんくてええ。ほら!!もうつくで!一応おかんにも言ってはみたが…安心しぃ流石にソコは言ってへんよ」
もうやだこの兄貴イケメン!!アニメでは残念なイケメン扱い受けてたけど!!!
『ありがとう!』
到着
「!晴!おかえりなさい!怖かったでしょう?、もう大丈夫だからね。 」
『お母さんッ!!』
年甲斐もなく抱き着いてしまった。
「あ。ロールケーキ食べる?最近コッチに引越してくれた人がくれたのよねぇ、」
『ぅ、ッうん!食べる!!』
「おかん俺も!」
そして雨と一緒にロールケーキを食べているとチャイムがなった。母が対応しに行ったが妙に遅い。。嫌な予感がして玄関まで向かったのが間違いだった
『ッ、?!?!!』
「おや、そちらのお方は?」
「あぁ、うちの息子ですよ〜」
嘘だ、なんでッ!!!!
ズルッ
『なん、、で、いるの、、』
蘭丸さん……ッッ!!逃げなきゃ。逃げなきゃ逃げなきゃ!!!!!!
「ッ!晴?!」
「…ふーん。そんな反応しちゃう?」
「ぇ?」
母視点。
「ふーん。そんな反応しちゃう?」
ッて事は!!!この人がッ、晴を誘拐した人?!?ぐ、特徴聞いておけば良かった!!また我が子に怖い思いをッ
「いやぁ。ごめんなさいね、奥さん」すっ
そう前の誘拐犯が私のおでこに手を当てた瞬間強烈な眠気が襲ってきた
「大丈夫ですよ〜記憶がちょーっとなくなるだけですからね後は、、うーん、ちょこーっと寝る?笑」
晴ッッ、、逃げて!!!!
バタンッ
晴明視点
どうしているのッ!!あの人!!!なんで、
「ッ、晴!!!落ち着いてな!一体玄関でなにがあったんや!」
『雨!逃げなきゃ!!蘭丸さんがッッッ!!!』
そこまで言うと雨も察したのか鳩が豆鉄砲くらったような顔をした
「はあ?!?!ほんまかいn、」バタンッ
『………ぇ、??』
ぬらり
「探しましたよ。晴明くん♡」
あぁ。また捕まってしまった。もう諦めるしかないのか、??嫌だッッそんなの!!!!
「ほぅ…鬼ごっこですか?いいですよ。付き合ってあげます♡」
『ぐッ、』
とりあえず2階に隠れる!!!んで窓開けといて逃げ出したよッて偽装!!後は運!
『ッ………… 』
頭の中は恐怖で埋め尽くされていた。怖い、いやだ、また犯されるの??やだ!!いやだよ!!!
『僕がなにしたってんだよ…………』
か細い声でそう問う。答えるものはいない。
「晴明くーん?♡♡♡あぁ、隠れ鬼でしたか♡」
来た!!怖すぎんだろ!!!結構真面目におしっこちびっちゃうよそれ!!
「………窓から逃げたか、。」
…やった、やったやったやった!!!!!後は立ち去るのを待つだけ!!!
コツッ…コツッ……
なにこいつ土足であがっとんじゃ!!!!!!靴は脱いでからはいるってしらんのか!!ってなんか足音が遠のいてゆく。一先ず安心だがまだ油断はできない。そう考えていると、
ぬらり
「見つけましたよ♡♡晴明くん♡♡♡♡」
おわり。
コメント
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_人人人人人人人人人人人_ < ヤンデレ好き >  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄