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【アラスターside】
ヴァギー「・・・・・・ねぇ、あれ・・・」
あてもなく〇〇の行方を捜していると、後ろから戸惑ったような声が上がった。
彼女の指さす方向を見ると、道を歩く1人の悪魔が目に入る。
エンジェル「なあ、あれ〇〇・・・だよな?でもさ、なんか・・・・・・」
ハスク「ああ、あの格好・・・ありゃあ本当に〇〇か?」
皆が見つめるその姿は・・・・・・
派手派手しい化粧に、際どく現代的な服装をした――
――全くもってらしくない、だが紛れもなく〇〇だった。
アラスター(なるほど、あの手下の仕業ですか。趣味の悪い)
事の経緯を知っている私には、それが彼らの手によるものだと容易に想像がついた。
様子がおかしいことを何人かは察したのか、戸惑った様子の住人たちだったが―――
チャーリー「〇〇!」
ヴァギー「チャーリー待って!」
皆の戸惑いをよそに、まずチャーリーが彼女の元へと走り出す。
パートナーが止める声も聞かず、あっという間にその傍らまで駆け寄った。
チャーリー「〇〇、私たち貴女を探していたの!」
チャーリー「ねぇ、どうして何も言わずに出て行っちゃったの?」
駆け寄ったチャーリーが肩に触れると、〇〇は朧気な表情で振り返る。
その目には覇気がなく、チャーリーを見ているようで焦点が合っていない。
チャーリー「気づいてあげられなくてごめんなさい・・・・・・」
チャーリー「でも今からでも、悩んでいることがあるなら話して頂戴?」
チャーリー「私ね、―――――」
アラスター「!!」
ヴァギー「チャーリー!!」
チャーリー「――きゃっ!?」
――――間一髪。
私の触手でチャーリーの身体を後ろへ引っ張り寄せる。
彼女の鼻先を掠めた刃の切っ先には、ためらいのない殺気が滲んでいた。
パートナーにその身を受け止められたチャーリー、そして私たちは全員
刃を振るった張本人――――〇〇を戸惑いの表情で見つめていた。